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監督が過酷なアイスランド撮影について語る『ゴッドランド/GODLAND』コメント&場面写真

cinemacafe.net / 2024年3月9日 13時0分

第96回アカデミー賞国際長編映画賞アイスランド代表ショートリスト選出作品『ゴッドランド/GODLAND』より監督コメントと場面写真8点が解禁された。


アイスランドの気鋭フリーヌル・パルマソンが監督・脚本を務めた本作。日本ではトーキョーノーザンライツフェスティバルで紹介された『ウィンター・ブラザーズ』(2017)、『ホワイト、ホワイト・デイ』(2019)で、国際的に高く評価されてきた、いまや北欧で最も注目を集めるフィルムメーカーだ。


第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されたのち、各国で高い評価を得た本作は、気鋭の映画監督からも絶賛されている。『ライトハウス』(2019)のロバート・エガースは「大好きな映画。撮影監督マリア・フォン・ハウスヴォルフによる撮影は本当に素晴らしく、アイスランドの盟友イングヴァール・E・シーグルズソンの演技はいつものように驚異的。時に残忍で、時に優しい描写に、まるで催眠術にかけられたかのように魅了された」とコメント。


ほかにも、『異人たち』(2023)の公開が待機するアンドリュー・ヘイや『ア・ゴースト・ストーリー』(2017)『グリーン・ナイト』(2021)のデヴィッド・ロウリーや、『彷徨える河』(2015)で知られるシロ・ゲーラらも本作をお気に入りだと公言している。


また本作を手掛けたフリーヌル・パルマソン監督は、「アイスランドは第二次世界大戦までデンマークの統治下にありました。そこには多くの歴史があります。ただ、そのことが映画で探求されるのを私は見たことがありませんでした。デンマークとアイスランドの歴史だけでなく、人々の間のミスコミュニケーションなど、この2つの国を対峙させたときに、それらがどのように姿を現すのか、探りたかったのです」と本作の製作経緯を語る。


また、「脚本は、私が住んでいる地域、アイスランドの南東海岸周辺を念頭に置いて書かれています。この映画の最初の撮影は、毎年冬に氷の中でマスを釣る場所でした。氷河の季節の映像は、夏の終わりにキノコ狩りをする場所で2年以上かけて撮影しました。ほとんどのロケ地は私が何度も訪れている場所です。なかには、車で行くことが不可能な場所もありました。そこでは、すべての機材を自分たちで運び、馬だけで移動しなければいけませんでした」という。


しかし、「この過程があったからこそ、この辺りの風景をとてもリアルに描くことができたと思います。製作は、とても挑戦的な映画でした。肉体的には大変だったし(主人公ルーカスを演じた)エリオット・クロセット・ホーヴは12キロも減量し、本当に真剣でした」と、製作の苦労と裏話を明かしている。


デンマークの統治下に置かれていた19世紀後半のアイスランドを舞台とする本作。新たに解禁された場面写真でも、その荘厳な自然の風景とともに、一筋縄ではいかない複雑な人間関係が垣間見える。


『ゴッドランド/GODLAND』は3月30日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。



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