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監禁、拷問…柴咲コウ×黒沢清監督『蛇の道』予告編にマチュー・アマルリック!

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月19日 4時0分

 柴咲コウ主演・黒沢清監督の日仏共同製作の映画『蛇の道』(6月14日公開)から予告編とメインビジュアルが公開。予告編では柴咲、ダミアン・ボナール、西島秀俊、青木崇高のほか『007/慰めの報酬』などハリウッドでも活躍するフランスの名優マチュー・アマルリックの姿も見られる。

 本作は、1998年に日本で劇場公開された同名映画を黒沢監督自らリメイクするサスペンス。何者かによって8歳の愛娘を殺された父アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、偶然出会った精神科医・新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐しようとするストーリーで、全編フランスロケ、フランス語で撮影された。日本からは主演の柴咲のほか黒沢監督と『クリーピー 偽りの隣人』(2016)以来のタッグとなる西島秀俊、青木崇高らが出演する。

 予告映像は、小夜子を演じる柴咲の「マリー・バジュレ8歳、セナールの森で遺体発見」という流ちょうなフランス語からスタート。病院で出会ったアルベールと小夜子が協力して犯人と思われる男を誘拐・監禁し、復讐を実行していく。「長かった復讐もゴール間近ね」とつぶやく小夜子に対し、「君の協力のおかげだ」と感謝を伝えるアルベール。そこで復讐は終わるはずが、次のシーンでは娘の死にある組織が関わっていることが判明する。

 小夜子に処方された薬を飲み「まさかこれ毒じゃないですよね」と不気味な笑みを浮かべる患者の吉村(西島秀俊)に加え、小夜子の夫・宗一郎(青木崇高)もオンライン越しに登場。復讐と並行して小夜子の身の回りで奇妙な出来事が起きていることが垣間見え、ラストは「そろそろ ゲームを終わらせましょう?」という小夜子の言葉で幕を閉じる。

 予告映像の中で小夜子とアルベールに監禁され痛めつけられる犯人らしき男を演じるのが、マチュー・アマルリック。スタンガンで気絶させられ、薄暗い一室に鎖でつながれ、鈍器で殴られ、水攻めにあい……とさんざんな様子。やがて彼は小夜子とアルベールに「これは組織的犯罪だ。子供の人身売買だよ」と思わぬ事実を告げる……。マチューは、黒沢監督が同じくフランスで撮影した2016年公開の映画『ダゲレオタイプの女』にも出演している。

 メインビジュアルでは、アルベールと小夜子が草原で“何か”が入った袋を引きずる不穏な場面が切り取られている。(編集部・石井百合子)

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