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東宝・才能発掘プロジェクトが短編オムニバス公開 『ゴジラVSメガロ』、奥平大兼主演のSF学園ゾンビ映画など上映

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月23日 18時26分

 23日、東宝が手掛ける才能発掘プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」レーベル初の劇場公開作品となる短編オムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』の製作発表会見が都内で行われ、『ゴジラVSメガロ』や、奥平大兼主演の『フレイル』などが上映されることが明らかになった。会見には、プロジェクトの公式アンバサダー上白石萌歌をはじめ、上映作品となる『ゴジラVSメガロ』の上西琢也監督、『knot』の平瀬遼太郎監督、『ファーストライン』のちな監督、『フレイル』の本木真武太監督、そして各作品を手掛けた東宝の若手プロデューサー陣が出席した。

 「GEMSTONE Creative Label」は、東宝の若手社員たちが立ち上げたコンテンツ制作レーベル。フォーマット、メディア、実績の有無などを問わず、クリエーターが自由に才能を発揮できる場を提供する才能支援プロジェクトとなる。

 東宝のエンタテインメントユニット開発チーム常務執行役員の大田圭二は「業界のリーディングカンパニーの責任として、持続的な成長を促進させるために、若手の才能の発掘をやってこなければならない。これまで東宝は才能の育成や発掘をやってこなかったのでチャレンジングですが、注目していただければ」とコメント。プロジェクトを統括する栢木琢也も「これは続けていくことが大事だと思っていて、覚悟をあらわす意味でVol.1と付けました。Vol.2を製作するべく、新たな才能を持ったクリエーターと企画開発を進めております」と意気込みを語った。

 『GEMNIBUS vol.1』で上映される短編は『ゴジラVSメガロ』『knot』『ファーストライン』『フレイル』の4作品。中でも注目は1987年生まれ、2013年に白組に入社したCGディレクター・上西監督が手掛けた『ゴジラVSメガロ』だ。上西監督が脚本・監督・VFXを務めた短編『ゴジラVSガイガンレクス』はYouTubeで発表されるや再生回数1,000万回を突破。『ゴジラVSメガロ』は、それに続く一本として、昨年YouTube上で公開されたが、このたび「シネマティックバージョン」として、より精細となった迫真の映像と5.1ch音響によってパワーアップした。

 プロジェクトのアンバサダーを務める上白石は「なんといっても息を飲んでしまうほどの臨場感。映像の技術も音響の技術も最先端のものが使われているので。『ゴジラ』の世界って現実世界では起こらないことだなと思って映像を観るんですけど、これはもう圧倒的な臨場感で、現実で起こるのではないかと思うくらい、映像を観ているということを超えて、自分がそばに立って風を感じて。逃げなきゃと思ってしまうような体験できる映像作品だなと思いました」と作品の魅力を語ると、上西監督も「やはりでっかい怪獣はでっかいスクリーンで観てほしいですね」と笑顔を見せた。

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