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「アンメット」9話ラストは14分間の長回し一発撮り!杉咲花&若葉竜也が好きなシーン&アドリブ明かす

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月17日 8時0分

 杉咲花主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜よる10時~)で反響を呼んだ10日放送・第9話のラストシーンの裏側を、杉咲と若葉竜也が語った。

 元脳外科医である子鹿ゆずるが原作、大槻閑人が漫画を担当した「モーニング」で連載中の同名漫画を原作にした本作。杉咲演じる記憶障害の脳外科医・川内ミヤビが変わり者の天才脳外科医・三瓶友治(若葉)の助けを得ながら、目の前の患者を全力で救い自分自身も再生していくさまを追う。

 第9話は、ミヤビがある人物に得体の知れない恐怖を感じたことを皮切りに、ミヤビの記憶障害の本当の理由が明かされていく核心に迫る展開となった。とりわけ注目を浴びたのが、三瓶が重度障害者だった亡き兄の記憶を涙ながらにミヤビに打ち明けるラストシーン。杉咲が「忘れられません。いつまでもああしていたい14分でした」という本シーンは、最小限のスタッフに絞り14分間にわたる長回し一発撮りで撮影された。

 本シーンについて、杉咲は「自分でも信じられないほど緊張しましたが、俳優がどんな動きをしても絶対に捉えてやるという熱量で重たいカメラを担ぎ続け、どこが切り取られても最高に美しい光をセッティングし、ひとつの吐息も録りこぼさないほどの気概で音を拾い、祈るように見守ってくれているスタッフさんに囲まれながら行われた撮影」と述懐。若葉も「照明部、撮影部、録音部、演出部という各部署が力をあわせていろんなアイデアを出して一致団結できた」「撮影前のリハーサルでは数十人のスタッフが輪になって芝居を確認して、1カットのために1時間以上セッティングして全員緊張してカメラがまわる。最高に贅沢な時間でした」と振り返っている。

 長回しと言えば、第2話でミヤビがサッカー少年(島村龍乃介)と向き合うために高架下でサッカーボールを蹴り合うシーンは、30分の長回しだったという。杉咲は「高架下のシーンでは、亮介が自分の状態や気持ちをとても繊細に実感する重要なシーンでした。ゲスト出演というただでさえ緊張する環境のなかで、そこにいる人たちを信じて心を裸にしていく時間はとてつもないプレッシャーに襲われるはずで。少しでもフラットにその瞬間を生きられるために、Yuki(Saito)監督とアイデアを出し合って、30分間の長回しをすることが決まりました」と経緯を明かしている。

 なお、本作は毎話、杉咲と若葉の生々しい演技が「セリフなのかアドリブなのか」と話題を呼んでいるが、若葉いわく「アドリブっぽく見えるところほど、実は台本があって、台本にないアドリブは、わりとバレてないんです」とのこと。「そういったあたりの感想をみて、ニヤニヤしてますね。例えば、6話の『チクっとしますよ』というのは、台本通りです。あれは、何カットも撮った上で笑うタイミングとか、セリフの間とかしっかり作られた芝居として存在していて。逆に、3話の『ぶっ飛ばします。昨日ロッキー見たんで』、あれはアドリブですね。原作の中に、三瓶は、ロッキーが好きというくだりがあったので、頭にあって。その場でやってみて、そのシーンを撮影してから、スタッフさんがセリフとして“ロッキー”が使えるかを確認してましたね。台本では『あの野郎』だけでした。そういうシーンはたくさんあるので見つけてください。自分のお気に入りを探してくれたら嬉しいです」と視聴者に呼び掛けている。

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