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「光る君へ」渡辺大知、“平安のF4”に「同窓会みたいになったら嬉しい」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月24日 5時2分

 吉高由里子がまひろ(紫式部)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で平安時代の貴族・藤原行成を演じる、ミュージシャン、俳優の渡辺大知。行成は書の達人としても知られ、ドラマでは藤原道長(柄本佑)、藤原公任(町田啓太)、藤原斉信(金田哲)と並んで“平安のF4”のあだ名で人気を博している。本作で3度目の大河ドラマ出演となる渡辺が、書の達人としても知られる行成の役づくりやF4人気について振り返った。

 ロックバンド、黒猫CHELSEAのボーカルとして人気を博しながら俳優としても活躍目覚ましい渡辺大知。2009年公開の映画『色即ぜねれいしょん』で俳優デビューし、近年は映画『正欲』(2023)、ドラマ「季節のない街」(2023)、舞台「ねじまき鳥クロニクル」(2020・2023)などに出演。先ごろフジテレビ系ドラマ「イップス」が終了したばかりだ。大河ドラマへの出演は「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」(2019・森繁久彌役)、「青天を衝け」(2021・徳川家定役)に続いて3年ぶり、3度目となる。

 渡辺は演じる行成について、「行成は柄本佑さん演じる道長と小さい頃から親しくしていて、公任、斉信との4人組の中で弟分的な存在。その4人で遊んだり学んだり、政治についての議論を交わしたりと共に時を過ごしてきたわけですが、成長するにつれてそれぞれ環境や役職が変化していって考え方も変わっていく中で、行成は権力を手にすることよりも、人の欲望をどう叶えるかということにモチベーションを見出す人なのかなと思います。自分が仕える道長や一条天皇を、どうサポートすればいいのか、あるいはどうしたら彼らに認めてもらえるだろうと。役づくりについても自分の意見を押し通すというよりも周りを見て、相手の心に入っていくみたいなところを意識して演じています」

 特に意識したのは目線、発声。F4の中で当初から野心に燃えていた公任、斉信に比べて行成は控えめでおっとりした性格だが、道長が公卿のトップに立つと蔵人頭に抜擢され、みるみるうちに頭角をあらわしていく。その過程において、目線の向け方や発声の変化を心掛けたという。

 「序盤のまだ自分が政治の中心にいない時期では、道長に自分をアピールしているような目線。上目遣いじゃないですけど、僕も頑張っていますよと下から手を振るような感じ。道長に仕えるようになってからは、気に入られたいという思いはあるんですけどそれは出さず、立場、階級は違うけれども、意見を言い合える立場になっている、そう思われたいっていうようなところで、もう少しフラットな目線で伝えるようにしています。それは声に関しても同様で、いろんな経験だったり思惑だったり、 こういうふうに見られたいという思いが表れると思うんです。加えて、この作品では加齢も表現する必要がありますよね。そこはやり過ぎずに演じ分けているつもりですが、道長に仕えるようになってからは、自分の思いの芯みたいなものを投げるような発声の仕方にしていて、そういった変化は気にして演じています」

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