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「光る君へ」オトモズの知られざる活躍 名コンビ、矢部太郎&本多力が爆笑対談

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月7日 20時2分

まひろと道長の恋をどう見ている?

Q:乙丸と百舌彦はどのような気持ちでまひろと道長の恋を見守っているんでしょう?

矢部:やっぱり幸せになっていただきたいなっていう。ちょっと複雑な気持ちもありますけどね。

Q:乙丸は百舌彦を通して道長に“もういい加減にしてください”みたいに苦言を呈することもありましたよね。

矢部:今思えばかなり出すぎた発言ですよね……。

本多:本当ですよ! でもあれが乙丸の一途さであって。

矢部:でも百舌彦さんもきっと同じように感じていると思うから、(道長の恋を)切り捨てられなかった。

本多:やめといたらいいのにな、とは思うんですけど。でも道長様はすごく素敵な男性ですし。道長様と結ばれたら、多分幸せになるんだろうなとは思うけど、道長様には家庭があるから、なんかややこしくなってもな……みたいな。恋バナを聞く友達みたいな。秘密を知っているけど、あ~何も言えへんな、みたいな感じですかね。難しい恋をされてるなっていうのはありますね。

Q:乙丸と百舌彦は二人の恋愛を知る数少ない人物ですよね。

矢部:抱えていましたね。ずっと続いてらっしゃるし……。

本多:惹かれ合っているんでしょうね。かといって結ばれちゃうと、それはそれでまた変わってくるんですかね。つかず離れずのあの感じがいいんですかね。(乙丸と百舌彦が映っていないときでも)2人が会うときには、きっとそばにいると思うんですよね。だいたい会うのは夜やから。乙丸も百舌彦も待っている間にはなんか喋ってるんでしょうけど、その後にそれぞれ主人を連れて帰る道中は、あまり喋らないと思うんですよね。

矢部:そうですよね。何があったかとかは絶対聞かないはず。

本多:主人の思いを察する時間が切なくもあり、特別な時間なんじゃないかなと。

Q:最後に視聴者に一言お願いします。

本多:例えば舞台が戦国時代とかだと主人に仕えていても謀反を起こしたりするじゃないですか。でも、僕ら(従者)にはそれがなくて。現代においては裏切りが一切ない関係っていうのはあまりない気がするので、親友とも違う奉仕する対象の人が人生の中にいたら、違う豊かさみたいなのが生まれるんじゃないかというのは思いました。

矢部:乙丸にとって自分の仕事が日々小さいなと思ってしまったり、果たして意味があるのかなとか思うことがあったとしても、それがまひろ様が書いて1000年後まで残る「源氏物語」や、歌の中に、もしかしたら乙丸とまひろ様の関係の痕跡が残っているかもしれない。それを現代の人が読むことがあるかもしれないと思うと、それはすごくロマンがあることで、自分が日々生きることを肯定できる気がします。

本多:為時邸を訪ねるといつも乙丸が掃除しているから“掃除しかしてないんか”って思うけど、屋敷の前が綺麗っていうのも、もしかしたら「源氏物語」の中に残っているかもわかんないね。

矢部:そういうことですね。

 まるで漫才コンビのような劇中さながらの息ピッタリの掛け合いでインタビューに応じた矢部&本多。最近、チェロを始めたという矢部に、本多がすかさず「なんかのインタビューで“もう飽きた”って言ってましたけど」とツッコミを入れるなど、口を開けばコントが始まるといった感で、共に従者役として苦楽を共にする中で固い絆が確かに芽生えているようだ。(編集部・石井百合子)

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