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『デッドプール&ウルヴァリン』加瀬康之&山路和弘が生み出す化学反応 ディズニー映画でR指定ノリ全開「爽快でした」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月23日 7時10分

加瀬:本当にスクリーンの向こうにいる人へ、話しかけるようにやっています。適当なことを話した後、パッと見て「やっちゃうよ」「これからがお楽しみだぜ」といった感じで、少し決める時が多いです。

山路:最近の映画でも、カメラに向かって急に話しかけるカットってあるよね。実は、2000年ごろ公開された映画で、監督から「山路、このシーンはカメラに向かって言ってくれるか?」って指示されたことがあって。当時はカメラを見るなんてことはあまりなかったから、「俺はできない!!」って返したことがあった(笑)。

加瀬:第四の壁を破れるのは、デッドプールくらいですからね!

Q:本作はディズニー映画でありながら、R指定で製作されたことも注目されています。

加瀬:『デッドプール』は過去2作ともにR指定でしたからね。『LOGAN/ローガン』もそうでしたよね?

山路:『デッドプール』と『LOGAN/ローガン』のR指定は、意味がちょっと違うかもしれない。

加瀬:『デッドプール』の描写はもちろん、内容もR指定ですよね。今回も、結構すごいセリフを言っちゃっています(笑)。

山路:「ディズニー映画でこんなこと言っちゃっていいんだ」って。ある意味、爽快でした。(笑)

加瀬:ディズニーさんがデッドプールを迎え入れるということは、そういったところも覚悟しないと映画として成立しないと思うので、ライアンもかなり戦ったと思います。

Q:デッドプールとウルヴァリンのバディ感は、どのように表現しましたか?

加瀬:個性の強いヒーローがぶつかり合ったらどうなるんだろう? という化学反応を意識して収録していました。

山路: 2人で無茶苦茶言い合って、殺し合いの最中にののしり合うシーンが続くと、気持ちがどこか違うところに行くんだよね(笑)。

加瀬:車中のシーンは必見ですよ! ののしり合いながら、腕を折って、引っ張り上げて「どうだ!」みたいなことを続けた後、「タイム! タイム!」って一息ついて。「お前はほんと人間のクズだな」「 いや、お前はどうなんだよ」ってまた(殺し合いが)始まる。延々とやっている姿が面白いです。

もしも、デッドプール&ウルヴァリンがアベンジャーズに合流したら…

Q:世界中で絶大な人気を誇るデッドプールとウルヴァリンが、なぜここまで愛されるのか、お二人は分析したことはありますか?

加瀬:デッドプールは、ブレないところが魅力です。彼は、全世界が待ちに待ったヒーローじゃないですか。このヒーローを実写化したらどうなるんだろう? という期待値の高さと、先の読めない感じがヒットにつながって、3作目で初めてディズニーさんに加わった。面白いのは、本作がフォックスさんの集大成を描いていることなんです。よくディズニーさんがOK出したくらい(笑)。いろんな意味で感動しました。ライアン自身が作りたい映画を作っていると思うので、これからも独自路線でやっていくんじゃないかなと思いますね。

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