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「光る君へ」吉高由里子、まひろと道長の第2章を語る 「彼の存在がこの世にいる理由」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月25日 20時45分

 大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で主人公・紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子が、クランクインから約1年2か月を経て、紫式部と藤原道長(柄本佑)のこれまでとこれからについて語った。吉高はまひろと道長の関係を「もう恋愛とかを超えてる次元にいて、おそらくまひろにとって道長はよりどころなのかなと。まひろが陰にいる時は道長が光っていて、まひろが光る時は道長が陰で支えてくれているような……」と語る。

 本作は、平安中期の貴族社会を舞台に、のちに1000年の時を超えるベストセラーとなった「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)や、社会現象を巻き起こした恋愛ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静のオリジナル脚本で描くストーリー。物語の軸となるのが、紫式部と、平安貴族社会の最高権力者となる道長との関係。初回で幼少期に道長(三郎)と出会って以来、数奇な縁で結ばれながらも道長は源倫子(黒木華)と源明子(瀧内公美)の二人の妻を持ち、まひろは長らく独身を貫いたのち父・為時(岸谷五朗)の友人である宣孝(佐々木蔵之介)に押される形で結婚した。劇中、多くの女性が結婚に価値を見いだすなか、まひろは独自の価値観を貫いていたが、そんな生きざまを吉高はどう見たのか。

 「自分を見ているようですよね。現代だと特に女性は家庭に入るのか入らないのか、という波が来ると思うんです。今の令和の時代も当たり前が変わってきているような気がしますし、結婚していないから幸せじゃないとか、結婚しているから幸せだとか、結婚がすべてではない気がしていて。それは多分仕事が楽しいというのもあったと思うんですけど、まひろも同じなのかなと。そこに居場所があるからなのかもしれないですね。だからまひろに対して“なんで結婚しないのかな”とか、“いつまで仕事を続けるのかな”といった疑問を抱くことはなかったです」

 第27回「宿縁の命」では、まひろが道長との不義の子を出産。道長がその事実を知らぬまま、賢子と名付けられた娘はすくすくと成長している。かつて道長に駆け落ちを持ちかけられたころには妾になることを拒んでいたまひろだが、彼の子を産んだことで変化はあったのか。

 「宣孝と結婚した時点で正妻、妾といったことへのこだわりはなくなっている気がします。若い頃って経験がないから、怖いもの知らずでものを言えてしまうところもあると思います。自分の可能性を多く見積もったりもするんだと思うんですけど、ある程度年を重ねたらそうはいかないですよね。きっと、まひろはそういうことを悟ったというか、(恋愛において)これ以上ないというピークがわかったんじゃないかなと。初めは妾として養ってもらう感じがすごく嫌だったと思うんですけど、もう選択肢がないところまで来てしまって、最後はすがるような思いでもらってくれる人のところにいったという感じがします。だからもはや道長の子がいるから云々なんていう次元にいないはず。自分も家族も生きるのに必死で、赤ちゃんも気づいたらお腹の中で必死に大きくなってくれて、あっという間に産まれたといった感覚なのかなと」

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