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「鎌倉殿の13人」“親子”3人が三谷幸喜監督の新作映画で同窓会

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月16日 6時2分

瀬戸:今回僕が思ったのは、キャストはもちろんスタッフさんへの愛もすごい方だなと。メインとなった寒川邸のセットが本当に豪華だったんです。奥行きもあるセットで、三谷さんは全部をしっかり使おうとされていて。そこにはセットを作られた方へのリスペクトがすごく感じられました。

宮澤:三谷さんと言えば長回しというのが一つのスタイルだと思いますが、本当にカット数が少ないんです。1日3カットみたいな日もあって「本当にわたし映っているのかな?」って心配になるぐらい(笑)。その意味では舞台っぽくもありますよね。

彌十郎:僕は助かりましたね。カットをたくさん割ったり、もう1回同じことをやって、違う向きから撮って……みたいなのではなく、一連でやれると腑に落ちることも多いですからね。

宮澤:体力的にも負担が少ないですよね。こんなに早く終わる現場があるんだっていうぐらい(笑)。そこも三谷組ならではだと思います。

Q:三谷監督は長回しのシーンが多く舞台的だからこそ、舞台でたびたびご一緒された瀬戸さんや宮澤さんが頼りになるとお話しされていました。

瀬戸:そんなことを言っていただけると嬉しいですね。

宮澤:私たちは、三谷さんが“こうしてみてください”とおっしゃったら、よく分からなくてもとりあえず1回やってみる感じ(笑)。滑ることもありますが、最終的には三谷さんが笑うか笑わないか、です。

Q:そうすると、あまり決め込んで撮影現場に行かない方がいいんですね?

瀬戸:僕はどの現場でも基本的にセリフだけは入れて、あとは現場で考える感じです。例えば脚本の段階では、立ってセリフを言っているのか座っているのか分からないことが多いので。

宮澤:しっかり作り込んでいかないとできない役もあるので一概には言えませんが、三谷さんの現場では百八十度方向転換ということもたまにあります。

瀬戸:(スオミの1番目の夫・魚山大吉を演じた)遠藤(憲一)さんなんか前に言ったことと全然違うことを言われていましたよね(笑)。

宮澤:三谷さんの現場ならあり得るのよね(笑)。台本もト書きが少ないので、現場に行って判明することが多くて(笑)。

彌十郎:でも僕は楽しかった。キャストの皆さんもとてもいい方ばかりで、このメンバーならまたやりたいとずっと言っています。

「鎌倉殿の13人」の“ぷるっぷ”は「意味がわからなかった(笑)」

Q:三谷さんは「鎌倉殿の13人」は脚本家としての参加で、撮影現場にはほぼ行かなかったということでした。監督として入る今作とは脚本も違いましたか?

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