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「鎌倉殿の13人」“親子”3人が三谷幸喜監督の新作映画で同窓会

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月16日 6時2分

宮澤:「鎌倉殿の13人」の方が、ト書きはしっかり書かれていました。例えば私が演じた(北条時政の娘)実衣で言うと、旦那である(新納慎也演じる阿野)全成が亡くなるシーンとか。その場にいないからこそ監督業をやられているときよりも、ここぞというときはしっかり書かれていたような気がします。でも基本的には俳優に委ねてくださっているのかなと思います。

瀬戸:僕が演じた北条時房の「ぷるっぷ」(第37回「オンベレブンビンバ」で登場したセリフ)はト書きがなかったです。あの「ぷるっぷ」は意味が全くわからなかった。監督さんも“こんな感じなんですかね?”って俺らに聞くぐらいで(笑)。

Q:そんな三谷監督の信頼感は作品を重ねるごとにプレッシャーになったりも?

瀬戸:プレッシャーもありますが、「楽しもう」という気持ちの方が強いです。

宮澤:作品によって役割が違うので厳密にはプレッシャーという気持ちではないのかなと。特に今回の『スオミの話をしよう』で私が演じた役は実衣とはまったく別ものだったので。

瀬戸:エマちゃんはそうかもしれないけれど、僕が演じた小磯は時房と割と立ち位置が一緒だったから難しかった(笑)。

宮澤:確かに瀬戸くんはそうかも。総じて私と瀬戸くんは三谷さんの作品のなかでは飛び道具なんです(笑)。なので、どこか“どうにでもなれ!”と飛び込む気持ちではいます。とはいえ、過去の三谷作品における自分と同じでありたくないという思いもあるので、難しさはありますね。

彌十郎:僕は新参者なので。

宮澤:三谷さん、彌十郎さんのことが大、大好きですよね。私は三谷さんと彌十郎さんの「三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち」を拝見していたのですが、その作品だけでも本当に大好きな役者さんなんだなというのが伝わってきました。

彌十郎:僕はプレッシャーというよりは楽しいという気持ちばかりですね。何よりも監督が求めていることがすごく分かりやすくて楽しい。だから「なんだよー」ということが一つもなかったんです。

瀬戸:僕から見ていても楽しそうでした(笑)。

宮澤:すがすがしいまでに嫌な奴を、あんなにも気持ちよく演じてくださるのでさすがだなと。

彌十郎:小磯は僕の信者なのに、本を貸したら「読んだら返せ」ってね(笑)。

瀬戸:お金持ちなのに、本1冊くれないんだって(笑)。あのセリフも現場で生まれたものですよね。

彌十郎:脚本では「本を渡す」だけだったんですよね。その場で追加になった(笑)。

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