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「光る君へ」三浦翔平“呪詛デー”の裏側明かす 「第38回は呪詛祭り」と予告

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月5日 22時52分

 そして、伊周といえばもはや名物となっているのが、左大臣・道長(柄本佑)やその家族を執拗なまでに呪詛するシーン。SNSでは「伊周は一体いつまで呪詛を続けるのか」と話題になっているが、三浦いわく「呪詛は疲れる。エネルギー量をあげていかないと……」とかなり消耗度が高い様子。内田によると6日放送の第38回は「呪詛祭り」だといい、三浦は「我々の中では呪詛デーとか言うじゃないですか。呪詛のシーンを撮る日」と呪詛シーンの撮影に触れ、「共演者の方が来て“今日、伊周何時まで? あそっか、きょう呪詛デーね”みたいな感じなんですけど、その中でも台本に“精神が崩壊している”とト書きに書かれていた呪詛シーンが明日オンエアになります」と“予告”した。

 「相当すごいエネルギーを呪詛に使ったと思います」と内田が三浦の労を労うと、三浦は「エネルギーが飛び出るものがありましたよね。でも呪詛のシーンはエネルギー的な問題なのでお芝居が盛り上がればいいんですけど」としながら、伊周が道長に憎しみを抱くに至った道筋を振り返った。

 「母親(貴子)が亡くなってしまったときは重かったですね。一目会いに来ただけなのに会わせてもくれずなおかつ亡くなってしまう。伊周的には家族を大事にしていたので、そこはお芝居として精神的につらかったですね。この時代って貴族って亡くなると穢れといってあまり近くに寄りたがらないもの。それを監督と話しているときに、このときは穢れとかを意識できないぐらいに近寄ってしまうんじゃないかと何回かテストをやったんですけど、一番ぐっとくるのが目の前でご遺体をみたときに一回伊周の精神は崩壊しているんですけど、そこから道長への……まあ八つ当たりなんですけどね。怒りが出てくる」

 内田は「この時代はまだ科学がないから呪詛、占い、祈祷というのがリアルに日常生活に動いていたので、生活の中に生きていた。身近なものだった」と言い、呪詛の脅威にも言及。「(劇中に登場する)呪詛の文句も陰陽法師の先生が少し変えたとおっしゃっていて、理由を尋ねたら本当に効いてしまうからだと」

 なお、後半になるにつれて道長に対する負の感情が増幅していく伊周だが、それを止めようとしたのが弟の隆家(竜星涼)。第35回では御嶽詣へ向かった道長一行を暗殺しようとするが、先回りした隆家が阻んだ。三浦は、この時の伊周の心情をこう振り返る。

 「なんで邪魔するんだと。ただ、兄弟がしっかり話したのはこれが最初で最後なのかなと。隆家くんは必死に変な方向に行こうとしている兄を止めようとしているんですけど、伊周にはそれを許容できる心の余裕はなくて。僕、このシーンの時にここで終わりだと思ったんですよ。伊周も受け入れて、きれいにしめくくるのかなと思っていたので「このあとどうなるんですか?」と聞いたら、「より呪います」と(笑)。まだ呪うんだ! って。狂気じみていく序章だったんですね」

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