松下洸平、「光る君へ」周明はまひろを愛していたのか?大河初出演で挑んだオリジナルキャラは「異質さ」がキーに
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月8日 20時45分
吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で日本生まれ、宋育ちの見習い医師、周明(ヂョウミン)を演じるシンガーソングライター、俳優の松下洸平。大河ドラマ初出演作となった本作で演じたオリジナルキャラクターへのアプローチをあらためて振り返ると共に、主演・吉高との再共演を経て生まれた新たな目標について語った(※ネタバレあり。第47回の詳細に触れています)。
「光る君へ」は、平安時代に、のちに1000年の時を超えるベストセラーとなる「源氏物語」を生んだ紫式部の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)、ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静によるオリジナル脚本で描く。松下演じる周明は、5月26日放送・第21回から登場。まひろが越前守となった父・為時(岸谷五朗)と共に越前に赴いた際に出会った人物で、まひろに宋のことばを教え二人は親しくなっていくが、6月9日放送・第23回では周明がある目的のためにまひろに近づいていたことが発覚。翌第24回で悲劇的な別れを迎え、まひろは都に戻り父の友人・宣孝(佐々木蔵之介)と結婚、周明は一度故郷の対馬に渡ったのち大宰府で再び医師の道を歩んでいた。
オリジナルキャラクターである周明に抱いた印象について、松下は「コンプレックスの塊のような青年」と振り返る。
「どこか人を寄せ付けない。まひろとの会話で“信じるな”というセリフが時々出てくるんですね。人を信じるな、俺を信じるな、国を信じるなと。信じられるものがない人というか。それはとても悲しいことだと思うし、人は一人では生きていけないし、誰かの支えや何か信じるものがあってこそ生きていけるはずで。彼にそれがないというのがキーワードかなと思って役づくりを始めた記憶があります」
周明のそうした人となりには、複雑な生い立ちが関係しているという。彼は12歳の時に口減らしのため父親に海に捨てられたところを宋の船に拾われた。
「やはり親からもらうものがとても大切だと思っていて。大げさな言い方かもしれませんが、生まれてから幼少期を経て、自我の芽生え、思春期に至るまで、親からどういう愛情を受けて育つかということが、その人の人生を決めるような気がしているんです。だからこそ、彼は幼い頃に親に捨てられてしまった時点で一つ信じるものを失っている。僕は37になった今でもそうですが、どんなことがあっても親が僕のことを信じてくれたから、そして僕自身も親のことを信じていたからここまで頑張れてきたと思っています。周明は1つ大きく欠落したものがあって、そこから宋に渡り、馬車馬のように働かされ、気づけば一人ぼっちになってしまったんだろうなと」
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