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「べらぼう」平蔵役・中村隼人、横浜流星の見得アドリブに仰天!舞台共演を経て育んだ絆明かす

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年2月9日 20時43分

 横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)で長谷川平蔵宣以を演じる歌舞伎俳優の中村隼人。主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜とは2023年上演の舞台「巌流島」で共演して以来親交を深め、劇中でも「気を許せる仲」として関係を育んでいる(※一部ネタバレ)。

 大河ドラマ第64作となる本作は貸本屋から身を興し、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴、東洲斎写楽らを世に送り出し、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜)を主人公にしたストーリー。脚本を大河ドラマ「おんな城主 直虎」、ドラマ10「大奥」(NHK)シリーズなどの森下佳子が務める。

 隼人演じる平蔵は、池波正太郎の小説、ドラマ「鬼平犯科帳」などで知られる実在の人物。父は明和の大火の咎人を捕らえた火付盗賊改方の長谷川平蔵宜雄。青年時代は放蕩の限りを尽くし、のちに老中・松平定信に登用され火付盗賊改方を務める……という役どころだ。

 劇中での蔦重と平蔵の出会いは最悪だった。仲間を引き連れ肩で風を切って吉原を歩いていた平蔵だが、どうやら吉原は初めてのようでしきたりを知らず、刀を預かろうとする蔦重ともみ合いに。蔦重は平蔵を金づると見て画策するのだが、この初回では横浜のとあるアドリブに驚いたという。平蔵が有名人であることを知った蔦重が、吉原一の引手茶屋である駿河屋で仕切り直しをさせてほしいといい、見得を切るシーンだ。

 「蔦重が見得を切るところは流星が事前に何も言っていなかったのでびっくりしました。笑いをこらえるのに必死だったし“何やってんだこいつ”って(笑)。ただ、シーンの前に流星が畳を確認していて。足を踏み出す練習をずっとしていたんです。“何やってんの?”って聞いても“いやいや、別に。畳の感じをね……”ととぼけていて(笑)。しかも、撮り直してましたからね。オッケーが出たのに、ずっと“いや~”って言っているんですよ。“芝居が気に入らなかった?”って聞いたら“いや、見得がさ……”と。“そこかい!”って(笑)」

 隼人は、そうしたシーンは、舞台での共演を経て関係を築いていたからこそ生まれたシーンだったと振り返る。舞台「巌流島」では横浜が宮本武蔵、隼人が佐々木小次郎を演じた。

 「僕も彼も人見知りで、舞台の共演で初めて会った時は二言ぐらいしか喋れなくて。マネージャーさんに“隼人さんの方が年上なんだから話しかけなさい”って言われて話しかけたっていうことがあるぐらい(笑)。でも初対面だったらああいうシーンにはならなかったと思うんですよね。彼が映画『国宝』(6月6日公開)で歌舞伎俳優を演じたこともあると思うけれど、流星自身の遊びの部分と、蔦重の陽気なムードメーカー的な部分がリンクしている。そうしたシーンには舞台での共演が生きている気がします。平蔵を手玉に取ってカモにしてやろうっていう表情だったり、流星にとっても重いシーンが多い中で、 平蔵とのシーンは割とチャリ場というか、コメディチックなところになるので、楽しんでやっているのかなと思います」

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