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「友人がいない自分が駄目な人間に思えて苦しい」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第26回

ココロニプロロ / 2015年8月21日 18時0分

(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただきました。)

はい、若い子は麦茶でいいよね! 飲み飽きてる? でも普通のジュースとかも飲み飽きてるでしょ? カルピスをコーラで割るとおいしいって知ってるかな? 趣味悪いけどドリンクバーでときどきやっちゃうんですよね……。はい、カルピスコーラ、どうぞ。

まず、これだけは最初に言っておきたい。えんさんが今、足を踏み入れたばかりのジャニーズファン、要するにジャニオタの沼って、面白さのレベルがハンパなく高い場所なんですよ。面白さのレベルも高けりゃ熱量とかテンションも高い。専門用語もバンバン出てくる。受験勉強に必要なぐらいの知識量をガツガツと自主的にインプットし続けている、いわばオタクのエリートのような存在、それがジャニオタです。身近にチラホラいるのでお見かけしますが、労力とか手間暇とかお金とかいったいどうなってんだ!? というレベルの人たちがバンバンいます。

私はジャニーズに詳しくないので、内輪でしか通じないネタや世間一般で有名でない人の話はよくわからないですが、それでも、面白レベルの高い世界であることはビンビンに伝わってきます。正直、浪人もしてない大の大人が全力を注ぎ込んで追いかけ、学んでいるつもりもなくひたすら愛ゆえに情報を得て、上司の目を欺くソフトまでインストールしては仕事をする間も惜しんでSNSにいそしんでいる世界に、まだ10代で勉強もしなければならず、お金も時間も制約が大きいえんさんが飛び込んでゆくのは、オリンピックのトラックに間違って陸上部員が出てきちゃったぐらいの力の差があることなのです。やってる競技は同じでも、こう、レベルの差というか、走ってる姿が速すぎて見えないというか……。

その差をえんさんは純粋に「面白さの差」「コミュニケーション能力の差」だと捉えて落ち込んでおられるようですが、ジャニオタの世界なんてレベルが高すぎて、もう多少の徳の積み方では歯が立たないですよ! それ普通ですからね! 私なんて自分の主戦場である宝塚の世界ですら、全然ついていく自信、ないですもん……。濃度の高いファン同士の会話ってスピードがすごいんですよ。ラリーが速いし会話の基礎体力も熱量も知識量も全然違うんです。そこに飛び込んでいって、面白さで注目を浴びることができるのは、神を愛し、その神に愛された者だけなのでは……? と思います。常人ならば、会話の内容を追いかけて理解するだけで精一杯です。

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