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成績は学年ビリ、落ちこぼれ少年の人生を180度変えた出来事~「諦めを知らない男」弁護士・佐藤大和【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1

ココロニプロロ / 2018年5月17日 16時50分

ところがどっとこい、このサークルには男2人しかいなかった! 今でも覚えています。衝撃を受けました(笑)。 


◎松井くんの情熱に押されて2代目部長に
ボランティアサークルにはすぐに行かなくなりました。部長と副部長に「佐藤くん、おいでよ」って誘われても、「いやいや行かないですよ」って。

そうして半年経ったときに、彼らの引退の時期が来たんです。副部長は松井くんという人なのですが、彼が急に「佐藤くんが引き継がないと、このサークルはつぶれる」と言いました。それを聞いて僕は「別にサークルがつぶれても仕方がない。もともと人数が少ないし」って思いました。

すると松井くんは、僕を三重県の亀山までドライブに連れて行ってくれたんです。で、急に丘の上に立って「お前にこのサークルを託したいんだ!」って叫び始めたんですよ。

松井くんが「献血というのは、目の前の方ではなく、その先にいる方々の命をつなぐんだ」と。
「献血をすることによって人の命が救われる。その人だけじゃなく、家族だったり、友人だったり、かけがえのない方々の人生も救うんだ」ってことを一生懸命語ってくれたんです。

そのときの松井くんの姿は、今でも忘れられません。当時、僕は「女の子、女の子」って言ってたんですけど、松井くんの背中にたぎる熱さを感じたときに、人ってここまで熱くなれるんだと思って。「じゃあ、僕が部長をやります!」と、引き継ぐことにしたんです。


◎つぶれかけから大規模サークルに発展
でも、部長になったときは、サークルには僕しかいませんでした。これはまずいなぁと思って、同級生に声をかけて。協力してくれる友だちと近くの大学の人や1年生に声をかけているうちに、あっという間に40人規模のサークルになったんです。

近くの県立看護大学にもサークルをつくりました。いきなりでっかいサークルになったんですね。そうすると、みんなが部長である僕を頼ってくるので、献血番組のラジオやテレビ出演を取ってきたり、WEB掲示板をつくって全国の献血サークルと協力したり。急に何かに目覚めたようにアグレッシブになったんです。

そこから人前に立って話すとか、新しい企画を立ち上げる、といったことが好きになっていったんでしょうね。

学長に「もっと学生ボランティアを推進すべきだ」と言いに行ったこともあります。そうしたら「佐藤くん、団体をつくりなさい」と言われて、ボランティアサークルと大学を結ぶ「学生ボランティア推進協議会」というのをつくることになったんです。

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