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テレビはNG…俗世間から一線を置く神職修業時代~「楽天的な男」歌う神主・壮紫【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1

ココロニプロロ / 2018年6月21日 15時0分

本当に厳しい神社や山奥にあるような神社だと、あまりにも厳しくて、すぐにやめてしまう学生もいるそうです。そこに何年も在籍して、神職としての礎(いしずえ)を築いたとなると、信頼はかなり厚くなりますね。それがいわゆるステータスになるかとは思います。

◎つらい修行~神様のことだけを考える日々
当時は毎日、つらかったですね。修行というのは、いわゆる俗世間から一線を置いた生活を送るわけなんです。例えば、テレビは一切見られませんでした。全くの世間知らずでは仕方がないので、新聞には目を通したりしましたけれども。

とにかく神様の近くに身を置いて、神様のことだけを考える日々でしたね。けれども、やっぱり学生のときは若いですから、周りの友だちを見て「いいな」と思うこともありました。

◎炎天下の草むしり!
境内を清浄に保たなければいけないので、夏は草むしりをすることが多いんです。炎天下にひたすら草をむしる1日というのもあるんですよ。そういうときは「私は何をやっているんだろうなあ」なんて思うこともありました。

そんな日々を送っていたからか、学生時代のほうが白髪が多かったですね。体を壊して、胃に穴が開いたこともありました。周りのいろいろなことに気を遣ったりしたことが、学生ながらにプレッシャーとなり、ストレスになっていたのかな、なんて思うと、やっぱり毎日が修行でしたね。

◎羽を伸ばせるのは夏休みだけ
修行中の楽しみは夏休みですかね。1週間ほどもらえるのですが、それが唯一、羽を伸ばせる時期でした。夏休み中は実家でのんびりしたり、ちょっと旅行をしたりしていましたね。

Q.6 尊敬している人は?


修行していた浅草神社の禰宜(ねぎ)さんですね。その方に、神職としてのいろは、心構えを教えていただいたので、尊敬・感謝が尽きません。今でも、忙しい時期にはお手伝いに行くこともあります。

Q.7 神主になると決めたのはなぜ?


よし、神主になろう! というのは正直ありませんでした。小さな頃から神社事、神様事が身近にあったので、自然の流れでなったように思います。

父は東京の神田明神に奉職しているんですけれども、子どもの頃からそこに出入りをして、お正月のお手伝いなどをさせていただくうちに、自然と「私は神主になる」と思った、そんな感じでしたね。

Q.8 神主の仕事について教えてください


◎神主さんの1日とは?
立場にもよりますが、一般的にはだいたい朝の7時から8時頃に出社して、まずは掃除から始まります。1時間ほど境内の清掃をし、あとは御社殿、神様の近くをきれいにしますね。

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