心理学｜気になる彼を恋に落とすには？恋愛的意識を誘発させる3つの効果

台湾で大ヒットした『イタズラな恋愛白書』のリメークドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』（フジテレビ系）がスタートしました。

仲よしの男女が“30歳最後の日までに結婚できなかったら、したほうに30万円のご祝儀を贈る”、そんな賭けをする物語です。

お互いに友達と認識しているため、恋愛に発展などしないと思っていた2人。でも、それぞれにアプローチをかけてくる相手が現れると、徐々にその距離感が変化して…。

■恋愛は科学？
江國香織さんの小説『東京タワー』には、次のような名言が登場します。
「恋はするものじゃなく、おちるものだ」

この言葉が示す通り、恋というのは突然訪れ、気づいたら逃れられなくなっているものです。

ただ、実際には体内で科学反応が起きていて、その結果「恋」という現象が生まれています。それゆえ、どのような行動にどういった効果があるのかがわかれば、意図的に相手に「意識する瞬間」を造り出せるのです。

もちろん、だからといって必ず恋愛に発展するとは限らず、一瞬だけドキッとさせて終わる可能性も十分にあります。とはいえ、叶えたい想いがあるなら、試してみるに越したことはないのでは？

今回は、恋愛的意識を誘発させる3つの効果について解説します。

■3つの効果

【1】単純接触効果

こちらはアメリカの心理学者Robert Bolesław Zajonc（ロバート・ボレスワフ・ザイアンス）氏が1968年に論文 Zajoncで発表した効果です。
それは、人間は繰り返し刺激を受けると態度（認知）に変化が生じる、という内容になります。

例えば、引っ越した先の、近所の住人がいるとしましょう。見知らぬ人ですから、相手に対してどんな感情も持ち合わせていません。でも毎日挨拶していると、だんだんと相手を「知り合い」程度には認知するようになります。

このように何度も接していると、相手に対して知らずに好意度が高まるのです。この心理的作用を「単純接触効果」と称します。

この効果を応用して、相手が不快に思わない頻度で顔を合わせ、たとえ挨拶だけであっても言葉を交わすようにすれば、彼に、あなたに対する親しみを持ってもらいやすくなります。

【2】承認効果

自分の人間性や価値観を受け入れてもらえると、うれしくなりますよね。誰かに「認めてもらいたい」という欲求のことを「承認欲求」と言います。

これは誰しも多少なりとも持っているものです。特に男性の場合、「社会的価値」や「男ぶり」に重きを置きがち。ですから相手の良さをほめるときは、社交性、有能さ、男らしさ、といったポイントを抑えて伝えましょう。