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苦しみを乗り越えたときに得られる、本物の幸福とは【石井ゆかりの幸福論】

ココロニプロロ / 2019年11月25日 18時55分

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大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラムが登場! 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。
前回に引き続き、「石井ゆかりの幸福論」第5のテーマ、愛と創造について(後編)をお届けします


■5.愛と創造について。(後編)
第5ハウスのテーマには、「恋愛」のほかに、「趣味、遊び、子ども」などがあります。どれも、他人に命令されてそれに従って実行するようなことではありません。自分の内側に生まれた思いに従って動いていくような活動です。
でも、趣味を続けることも、楽しく遊ぶことも、子どもを産み育てることも、どれだけ大変なことでしょうか!

第三者からは「好きでやっているんでしょう」「あなたが自分で始めたのでしょう」と言われます。
たしかにそうです。
でも、趣味の活動でも辛い訓練があります。
遊びに行くにも苦労して企画を考え、計画を立て、楽しむために色々な努力をしなければなりません。
子どもを産み育てることについては、もはや、言うまでもありません。
深い愛と幸福、そこに表裏一体で、限りない苦労や苦悩が伴います。

確かに、自分で選んで始めたことなのです。
「好き好んで」やっているのです。
好き好んで、自ら選んでやっていることだからこそ、逃げられないのです。
誰のせいにもできないのです。
もとい、やめてしまうこともできるかもしれません。
でも、内なる声が囁くのです。
「本当に投げ出してしまっていいの?」と、もう一人の自分に聞かれるのです。


好きなことができる人生は、幸福です。
愛するものがあることは、幸福です。
楽しむこと、情熱を注ぐこと、自分で選んだことを苦労してやりとげることは、幸福なことだと思います。
芸術家が真に自分の理想に叶う作品を作り上げるまで、どれだけの苦しみを味わうものか、当人以外にはだれにもわかりません。
その恋がどれだけ辛く苦しく、どれだけ幸福なものなのかは、恋をしたその人以外には誰もわからないのです。

「幸福」といえば、甘く優しく楽しいもの、というイメージがわきます。
でも、実際は、何か苦しみを乗り越えたり、努力して汗をかいたり、難しい問題を解決したりしたときこそ、本物の幸福を感じることができるのではないでしょうか。
簡単に、手軽に手に入ったものは、人を本当には幸福にしてくれないものなのではないかと思うのです。

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