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どんな男性も「愛する人」には弱い!? タロットに隠された秘密

ココロニプロロ / 2020年11月22日 18時55分

写真


ここは、みなさんの頭の中にあるタロット美術館。
重厚な扉を開け、長い回廊を進むと…、数々のタロットが時空を超えて目の前に現れます。

占星術・タロットの日本における第一人者である鏡リュウジ先生と元美大生でご自身でもタロットカードリーディングをされる女優の鈴木砂羽さん。おふたりが、さまざまなタロットカードを挟んで、10回にわたりその絵柄の中に眠る物語を紐解いていきます!

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◎出演者紹介
■鈴木砂羽
女優として数多くの作品に出演。その傍ら「さわにゃんこ」名義でタロットリーディングを楽しむ日々。

■鏡リュウジ
幅広いメディアで活躍し、絶大な人気を誇る心理占星術研究の第一人者。タロットカードの監修や関連書籍の翻訳・執筆も数多く手掛ける。
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【第3回】そもそもタロットのモチーフはどこから来た?

前回はイタリアでのタロットの発祥について取り上げました。
今回は、15世紀にタロットが生まれて以降、寓意画の流行もありタロットが広がっていった頃のお話です。タロットに描かれる人や物がどこから来たのか、について深掘りしていきます。

さて、鏡先生と砂羽さんの手元にあるのは、前回に引き続き、「ヴィスコンティ・スフォルツァ」のタロットのレプリカ。




この「ヴィスコンティ・スフォルツァ」のタロットが生まれて以降、いろいろなバージョンのタロットカードが作られ、その過程では、タロットと当時の絵画表現がとても強く結びついていたそうなのです!

鏡先生:15世紀のタロットは素晴らしいんですけど、いわゆるルネサンスの偉大な画家の作品から比べると、やはり見劣りします。
この時代、何をタロットの絵の素材にしていたかというと、当時、人々がよく知っていた寓意画、アレゴリーなんですね。

***ちょっと解説***
寓意画とは、抽象的だったり曖昧だったりする概念を、具体的な物事に置き換えて描く技法です。たとえば、「机」や「車」などは、具体的な形がありますよね。しかし、「運命」や「平和」、「愛」や「時間」などといったものには、明確な形はありません。これを絵で表現したのが寓意画です。
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鏡先生:パッと見て意味がわかる寓意画が、当時、流行っていたんです。というのも、文字を読めない人が多かったからなんですね。教養のある人はその絵を見て謎解きを楽しんでいたんでしょう。それで、教会などにも描かれていたりしました。

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