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女優だからこそ感じる…タロットに秘められたストーリー

ココロニプロロ / 2020年11月29日 18時55分

女優だからこそ感じる…タロットに秘められたストーリー


ここは、みなさんの頭の中にあるタロット美術館。
重厚な扉を開け、長い回廊を進むと…、数々のタロットが時空を超えて目の前に現れます。

占星術・タロットの日本における第一人者である鏡リュウジ先生と元美大生でご自身でもタロットカードリーディングをされる女優の鈴木砂羽さん。おふたりが、さまざまなタロットカードを挟んで、10回にわたりその絵柄の中に眠る物語を紐解いていきます!

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◎出演者紹介
■鈴木砂羽
女優として数多くの作品に出演。その傍ら「さわにゃんこ」名義でタロットリーディングを楽しむ日々。

■鏡リュウジ
幅広いメディアで活躍し、絶大な人気を誇る心理占星術研究の第一人者。タロットカードの監修や関連書籍の翻訳・執筆も数多く手掛ける。
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【第4回】2大タロットの1つ「ウエイト=スミス版」


前回は、15世紀にタロットが生まれて以降、寓意画の潮流に乗って、タロットが広まっていった頃のお話でした。
今回は、19世紀まで時代を飛び越えます!

鏡先生と砂羽さんの手元にあるのは、前回ご紹介した「マルセイユ版タロット」と並んで、2大タロットとして有名な「ウエイト=スミス版タロット」。




カードゲームとして親しまれてきたタロットが占いに使われるようになるまでには、どんな経緯があったのでしょうか? ここで砂羽さんから鏡先生へ質問が…。

砂羽さん:ところで先生、占いで使われるタロットカードには、どうして、こんなふうに1枚1枚に意味を持つようになったんですか?

鏡先生:今、ワールドワイドに普及しているタロットについて言うと、まず、大アルカナにおいては、19世紀の末頃の魔術結社が関係しているんですね。当時、魔術結社のメンバーはアーティストが多かったと言われています。彼らは、自分たちが大切にしていたオカルト的な宇宙観とタロットを結び付け、そこから、大アルカナの意味が決まっていきました。

砂羽さん:なるほど。タロットが生まれた頃、寓意画としてシンプルな意味を持っていたタロットに神秘主義が結び付いたからこそ、占術になっていったんですね。

鏡先生:そうなんです。


なんと、占いとしてのタロットが生まれる過程には魔術結社が関係していたんですね!
一方で小アルカナは、一筋縄ではいかず…。大アルカナと同じように、神秘的な世界観と結び付けて意味を生み出すのにハードルがあったようです。

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