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「恋愛偏差値が低すぎて、このまま歳を取っていくのが怖い」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第38回

ココロニプロロ / 2016年8月19日 11時45分

人並みでなくていいから、今の自分にできることを考えて、やってみてください。一ヶ月に一万円の天引き積立貯金でもいいし、髪型やメイクや服装を変えることでもいい。回りの恋愛上手な人に聞き込み調査をすることでもいいし、今の状況を話して、次に打つ手を相談することでもいいです。はるさんが、変わろうとしていること、人に対して開いていこうとする姿勢は、必ず伝わります。本当に些細な変化でも、それがいずれは大きな変化になっていきます。私みたいな恋愛下手がこうして偉そうに人に恋愛の話をしているのも、そういうことです。些細な変化が大きな変化になって、こんなことになっているのです。

本当はもっと恋愛上手な人からバシッとアドバイスしてあげてほしい……と思わずにはいられませんが、最初の一歩を、はるさんはもう踏み出しています。あとは、恐れず歩き続けるだけです。ドラマはこれからです。

人は誰でも魅力を持っています。私は昔、この言葉を綺麗事だと思っていました。でも、宝塚や女子プロレスを見ているうちに、真実だと思うようになりました。誰でも魅力は持っている。ただ、それを発揮できるかどうかという問題はあるんです。はるさんは、まだ自分の魅力をうまく出せてないだけなんじゃないでしょうか。5歳年下程度の歳の差になんか怯えないでください。その歳の差をバカにするような相手だったら、その人がその程度の人間だったっていうだけのことです。ま、押してダメならしばらく音信不通にしてみるのも手だと思いますけど……すごい普通のモテ本に書いてあるようなこと言ってますが、こういう原則ってわりと変わらないんですよね。ということで、健闘をお祈りしますし、今後のはるさんの人生が、パーッと花開いていくようなものであるよう、ささやかながらお祈りしております。

みなさまの愚痴を、雨宮まみが「穴の底」にてお待ちしております。長文大歓迎!
恋愛相手の愚痴も、職場環境にまつわる愚痴も、誰にも言えない愚痴も、「スポーツジムのおじさんの汗がキモイ…」みたいなしょうもない愚痴も、なんでもござれ。大なり小なり吐き出して気を楽にしませんか?
「どうしたらいいでしょう?」のような相談は受け付けておりません。ごめんなさい。

雨宮まみ(あまみやまみ) ライター。AV雑誌での執筆を経て、女性性とうまく向き合えない生きづらさを書いた自伝的エッセイ『女子をこじらせて』 (ポット出版)で書籍デビュー。以後、エッセイを中心に書評などカルチャー系の分野でも執筆。近著に『東京を生きる』(大和書房)、『自信のない部屋へようこそ』(ワニブックス)など。

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