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少女の頃の真っ新な自分にまた会える!心のケア・セルフマネジメントのススメ~映画『ベイマックス』【恋占ニュース】

ココロニプロロ / 2014年12月20日 9時0分

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少女の頃の真っ新な自分に再会する方法!?

恋愛科学研究所所長で医療アナリストの荒牧佳代先生による映画コラム。生物学的観点や、女性ならではのクリエイティブな感性から、作品に込められたメッセージを解説していただきます。

セルフマネジメントとは、自分の行動や体調を適切に管理する“自己管理”です。
私はよく映画のトークショーなどで、「映画は自分の心を静かに内観できる大切な時を与えてくれる」とお伝えしています。今回の『ベイマックス』は、まさに自分の心のセルフマネジメントをしてくれる素晴らしい作品です。

それでは、『ベイマックス』の魅力を順にご紹介していきましょう!

◆少年少女の心には小さな傷がいっぱい

恋愛に目覚める前の少年少女の頃は、男女性別関係なく、いろんなものに好奇心のアンテナが反応する多感期です。男女の性が活発化する思春期とはまた違う、人間のパワフルさや素晴らしさがその時期にはたくさんあります。

ですが、主人公のヒロはそんな多感期に両親を亡くし、ストーリー中でも最愛の兄を事故で亡くしてしまいます。自分を見守ってくれていた家族を失うなんて、これ以上の悲しみはありませんよね。少年少女の頃は毎日が楽しそうに見えても、実は(家族を失ったヒロのように)自分ではどうすることもできない、外部からの理不尽ともいえる出来事に小さく傷ついていたりします。

なぜなら、子どもは自立していない分、とても無防備だからです。

◆傷ついた心は友達と分かち合うもの?

そんな人の心とカラダの傷をケアする“愛”を配ろうと研究し、毎日ベイマックス(ヒロの相棒となるロボット)を改良し続けていたのがヒロの兄タダシ。
ベイマックスは、ヒロにこう伝えます。「心とカラダの痛みは分かち合いましょう」。

でも「分かち合うって何?いらないよ」とヒロは突っぱねます。男の子だから、自分でなんとかしたいと思うんですね。
私も男の子を育ててきたのでわかりますが、基本的に男という性はとにかく何でも自分でしないと気が済まない性(サガ)を持ちます。
言い換えると、自分で何でもこなさないと社会で生きていけない性なので、幼い頃からの自立心は、大人に守られていても旺盛です。

◆ハイテクは全世界をも支配できる力

また、男の性は競争力がものいう性です。前に突き進むため、本能的に勝ちにこだわるケースが多々あります。
ヒロも禁止されている、闇の賭けが生じるロボット対戦で勝つことにうつつを抜かして、兄に怒られます。しかし、それでもやめる気がないほど夢中になっています。

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