「ヤリたい思いをこらえるのは男にとって地獄…」恋愛酒場“泣きっ面にヒロシ” 第10回

ここは恋愛酒場『泣きっ面にヒロシ』。「ヒロシです…」でお馴染みの芸人・ヒロシさんが、訪れるみなさんからの恋愛相談にお答えします。
自虐ネタで人気のヒロシさんですが、ネガティブさの中にほんのり幸せを感じさせる独自の目線で、あなたの悩みに脱出の糸口を見つけてくれるかも！？
「こんな状況で辛い」「私の何がいけないの？」などなど、あなたの恋にまつわるネガティブエピソード、悩みを打ち明けてください。

第10回のお悩みはこちら。

■キープされているだけ？曖昧な関係の理由は…

（みみこ様／20代前半／女性）

知人の紹介で出会い、彼のほうから知人づてにLINEを聞かれお茶や食事など行くようになったは良いものの…、手作りお菓子を渡したり、ランチに手料理を家で振る舞ったりしたりもしましたが、いつも会ってご飯を食べて話して解散。

LINEも返信が遅いわけでもないし、辛いことがあって夜中に電話しても話を聞いてくれるし…。彼に嫌われてはいないと思いますが、イマイチ曖昧な関係が続いていてどう思われているのか不安です。

私は彼にキープされているだけなのでしょうか？それとももっと私から彼にアプローチするべきなのでしょうか？ もしくは、気長に待つべきでしょうか？？

駆けつけ一言「『手を出して嫌われたらどうしよう』って、　男は内心ビビりまくってますよ。」

みみこさんは、その男性とお付き合いをしたいのですね？ただの友達ではなく一線を超えたいのですね？凄くいい状態ではないですか！付き合えますよ！キープなんかじゃないですよ！

みみこさんに魅力がないのなら、LINEも聞きませんし、ご飯も行かないし、ましてや夜中の電話なんか面倒くさくて普通出ませんよ。たぶんその男性はみみこさんの事をちゃんと好きなんだと思います。女性と同じで男だって臆病になることがあります。『手を出して嫌われたらどうしよう』などと思っているのではないでしょうか。

私はラブホテルまで一緒に入って手を出し『そんな人だと思わなかった！』と言われたことがあります。そういったことを女性から言われたことは一度や二度じゃありません。そんなことを言われ続けているうちに『ああ…、また嫌われたら嫌だな』と、なかなか手を出せなくなった経験があります。軽い男だと思われることにビビりまくってしまうのです。そんな理由でヤリたくてヤリたくて仕方ない思いをぐっとこらえ、ひたすらいい人に徹してしまうのです。ですが、いい人ぶった結果、一度も一線を越えられたことはありません。

ヤリたい思いをこらえるのは若い男にとって地獄です。野良犬の目の前に餌を置きながら「食べるな！」と言っているのと同じです。その我慢は男にとって長続きするものではないのです。その結果、我慢することに疲れ、会わないという選択を選んでしまいます。
私の場合、後にどっちにしろヤレないのなら手を出してヤレない方が断然いいと気づきました。

文章を読む限りでは彼も同じ状況に陥っている気がします。ですから一線を越えるなら今です！そのうちみみこさんが嫌いではないのに、電話にすら出なくなるかもしれません。
ですが、みみこさんから誘うのもどうかと思います。やはりここはひとつ、男性から行動して欲しいですよね。

その男性はとても奥手な方なのだと推測します。もしくは童貞なのではないでしょうか？じゃないと家まで来ておいてなにもしないで帰るなんてありえませんもの。
ここはひとつ、みみこさんから撒き餌を撒いてあげてください。ダイレクトに誘うのではなく、ボディタッチを増やしてみてください。肩をたたくなど軽くでいいんです。魅力を感じている女性からのボディタッチはかなり効果的です。少し触れられるだけでも敏感に感じてしまいます。男にとってのそれは全身性感帯のごとくです。きっと相手の男性は『触れてもいいんだ！』と思うと同時に、興奮が抑えられなくなり、みみこさんに何らかのアクションを起こしてくると思いますよ。なにも悩むことではありません。

プロフィール

ヒロシ
1972年2月14日熊本県生まれ。お笑い芸人。2003年『ヒロシです。』のフレーズではじまる自虐ネタで大ブレイク。2015年に出したヒロシの日めくり『まいにち、ネガティブ』(自由国民社)は10万部を突破。2016年も『今日のネガティブ』というタイトルで日めくりを発売。さらに自身のエッセイ『ネガティブに生きる。』(大和書房)を2016年11月26日に出版。都内の中野坂上でカフェ&カラオケ喫茶「ヒロシのお店」の経営を行ったり、Youtubeにて『ヒロシちゃんねる』を配信するなど、お笑い芸人としてだけではなく、幅広い活動を続けている。

■オフィシャルブログ：LINE OFFICIAL BLOG
■Twitter：@hiroshidesu0214

■Youtube：「ヒロシちゃんねる」