広くて小さいに原点回帰した日本のスタンダード、コンパクトセダン【トヨタ カローラ アクシオ新車情報】【ニュース・トピックス:トヨタ】

CORISM / 2012年5月11日 13時40分

トヨタ カローラ アクシオ

カローラ ハイブリッドは存在するのか?

 トヨタは、コンパクトセダンであるカローラ アクシオをフルモデルチェンジし発売を開始した。カローラ アクシオは、カローラシリーズの11代目となり1966年の誕生以来46年目を迎える歴史あるブランドだ。

 新型カローラ アクシオのコンセプトは、大人4人が安心・安全・快適に長距離を移動できる最小のクルマ。その背景には、カローラが大きくなり続けたこと。そして、時代が変化し、クルマがダウンサイジング化してきたことにある。こういったことを踏まえ、新型カローラ アクシオは、小さな大きさで使いやすく、それでいて大きなスペースを確保するセダンへと原点回帰することになった。

 新型カローラ アクシオは、カローラシリーズ10回目のモデルチェンジで初のコンパクト化に挑戦した。使用されたプラットフォームはヴィッツ系のものだ。全長は4360mmとなっていて、前モデルより50mm短くなった。この50mmはフロントオーバーハング分で、ホイールベースは前モデルと同じ2600mm。居住空間はリヤのニースペースを40mm拡大するなど、全長が短くなっていても後席は広くなっている。また、全高を前モデルと同じとし、ヒップポイントを10mm上げながら、ヘッドクリアランスを+10mm大きとることにより、居住性と乗降性を向上させている。後席のヒップポイントは、+25mm高くし後席中央のフロアをフラット化し乗降性をアップさせている。カローラユーザーの平均年齢が60歳を超えているという。こういった使いやすさの向上は、高齢ユーザーの使い勝手を考えぬいた結果だ。

 デザインは、ヘッドライトの形状が横長になり雰囲気は大きく変化した。全体的にシャープな印象になった。また、フロントオーバーハングが短くなったことで、サイドビューはショートノーズとロングキャビンという調和が取れたフォルムになった。最上級グレードのLUXELのみ専用グリルが装備される。

 インテリアは、中央が太くドアへ向かって行くほど細くなる紡錘型のデザインを採用。広がり感のあるインパネまわりになった。また、センタコンソールの角度や大きく見やすメーターなど、使いやすさにこだわった配慮がなされているのも特徴だ。リヤシートは6:4の分割可倒式。最大10度、8段階のリクライニング機能も付いている。

 また、安全性装備が充実しているのも新型カローラの魅力のひとつ。横滑り防止装置であるVSCや、トヨタではなかなか標準化されないサイドエアバッグ&カーテンシールドエアバッグを全車に標準装備している。小さく安価なクルマだからといって、安全装備に手を抜かず、また安易にオプション設定に逃げるなどしない姿勢は非常に評価できる。この姿勢をトヨタのスタンダードとして欲しい。

 エンジンは、1.3Lを復活させ、1.5Lの2本立てだ。JC08モード燃費は、1.3Lが20.6km/Lで1.5Lが19.6km/Lと優れた燃費性能をみせる。さらに、1.5L車にのみ54,600円からオプションで装着できるアイドリングストップ機能を装着すると、なんと21.2km/Lという1.3Lエンジンをも超える低燃費性の実現している。

 ここで不思議なのは、安全装備は立派なのに、アイドリングストップ機能という低燃費技術の基本ともいえる装備が1.5L車のみ、さらにオプションという事実だ。 例えば、同じ小型車中心のVWなどは、すでにアイドリングストップ&ブレーキ回生がスタンダードになり、ついに気筒休止システムまで導入しようとしている。VWだけではなく、ハイブリッド技術で大きくトヨタに遅れたヨーロッパ勢は、すでにアイドリングストップ機能はスタンダードな装備になっている。ハイブリッド技術で世界を席巻し、低燃費&エコを高らかにアピールするトヨタらしからぬ腰の引けた設定だ。

 関係者からは、ヴィッツでアイドリングストップ機能を搭載したものの売れず、販売現場からは売れないのだから、価格を下げろなどと言われたトラウマが残るという声まである。ただし、全車に標準装備さえしてしまえば、量産効果もありコストは下がる。典型的な例が、トヨタのグループ会社であるダイハツだ。ダイハツの主力車種であるムーヴは、アイドリングストップ機能が全車標準装備である。より価格が重視される軽自動車マーケットで、販売台数でトップ争いを繰り広げているほど支持されている。優れた安全装備と同様に、アイドリングストップ機能の全車に標準装備にも期待したい。

 また、近い将来カローラもハイブリ化することも予想できる。新型カローラのプラットフォームは、ヴィッツ系になったいる。そのため、同じヴィッツ系プラットフォームを使うアクアのシステムが流用可能なのだ。多くの関係者は口を閉じるが、あとは経営判断という声も聞こえてきた。

 ダウンサイジング化の波の中で、カローラはセダン系ダウンサイザーの受け皿としての存在感をアピールしていかなければならない。プリウスやアクア、そしてプリウスαなどと多様化が進むハイブリッド車。その中で、小型セダンというハイブリッド車の存在も必要だろう。カローラハイブリッドの登場は、小型セダンの価値を再び問うための貴重な存在になる期待の1台になりそうだ。

<トヨタ カローラ アクシオ価格(FF、CVT車)>
1.3X 1,395,000円
1.3X “G EDITION” 1,605,000円
1.5X 1,440,000円
1.5G 1,650,000円
1.5LUXEL 1,900,000円

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代表グレード トヨタ カローラ アクシオ1.5LUXEL(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,360×1,695×1,460mm
ホイールベース[mm] 2,600mm
トレッド前/後[mm] 1,480/1,470
車両重量[kg] 1,090kg
総排気量[cc] 1496cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 109PS(80Kw)/6000rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 136(13.9)/4,800rpm
ミッション CVT
タイヤサイズ 175/65R15
JC08モード燃費 19.6km/L
定員[人] 5人
税込価格[円] 1,900,000円
発売日 2012/5/11
レポート 編集部
写真 編集部

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