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メルセデス・ベンツ Cクラス新車情報・購入ガイド 安心してください!「尿素入ってますよ」 待望の2.2Lクリーンディーゼルを搭載! 【ニュース・トピックス:メルセデスベンツ】

CORISM / 2015年10月19日 10時12分

メルセデス・ベンツC220d ステーションワゴン

170ps&400Nmを発揮。燃費は20.3㎞/L! 価格は、ガソリン車に対して25万円アップと戦略的価格設定!

 メルセデス・ベンツ は、主力の小型セダン /ワゴン であるCクラスクリーンディーゼルエンジン を搭載したメルセデス・ベンツC220dを追加投入し発売を開始した。

 メルセデス・ベンツCクラスは、2014年11月にフルモデルチェンジし登場した。Cクラスは、1982年に登場した「190」以来、BMW3シリーズ と並び日本でも馴染み深い小型のセダン/ワゴンだ。歴代のCクラスは、どちらかというと快適な乗り心地性能を持ち、圧倒的な直進安定性を誇っていた。それほどスポーティな走りをアピールするモデルでは無かったが、今回のCクラスは史上最もスポーティに仕上げられている。メルセデス・ベンツは、このCクラスのコンセプトを「アジリティ&インテリジェンス」としている。アジリティとは敏捷性を指し、高い運動性能をもつといった意味だ。

 また、こうした俊敏性だけでないのがメルセデス・ベンツの凄さで、インテリジェントドライブと呼ばれる部分自動運転まで可能としたテクノロジーが投入されている。その核ともいえるのが「レーダーセーフティパッケージ」と呼ばれる装備。ステレオカメラに6つのミリ波レーダーを装備。車両の周囲360度をセンシング。対車両・歩行者対応の自動ブレーキだけでなく、リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)、車線内にクルマを戻す機能が付いたアクティブレーンキーピングアシストなどが装備されている。こうした総合的なCクラスのパフォーマンスが評価され「2014-2015インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。

 世界最先端の安全装備も得たCクラス。しかし、ライバルの3シリーズがすでにクリーンディーゼル車を戦略的な価格で販売していたが、Cクラスは残念ながらガソリン車だけという設定。そして、ようやく日本にもクリーンディーゼル車が投入された。

 今回Cクラスのラインアップに追加となったのは「C220d AVANTGARDE」、「C220d Stationwagon AVANTGARDE」、「C220d Stationwagon Sports」、「C220d Stationwagon Sports (本革仕様)」の4モデル。セダンは1グレードで、ワゴンが3グレードという構成。これは、3シリーズのクリーンディーゼルエンジン車がワゴンモデルであるツーリングで人気が高いことを受けての設定だろう。搭載されているのは、最新の2.2L直列4気筒BlueTECエンジン。ピエゾインジェクターを用いた最新世代のコモンレールシステムが採用される。また、大きさの異なる2基のターボチャージャーへの排気の流れを可変フラップにより制御することで、ターボラグを解消しながら必要なブースト圧を引き出す2ステージターボチャージャーなどの先進テクノロジーが使われている。その結果、この2.2Lクリーンディーゼルエンジンは、最高出力170PS、最大トルク400Nmという出力をもつ。燃費は20.3㎞/Lを達成している。

 同じ2.2Lクリーンディーゼルであるマツダ アテンザセダン に搭載されているスカイアクティブDは、175ps&420Nmを発揮。燃費は20.0㎞/Lとなっている。出アテンザセダン力は、ややスカイアクティブDが上回り、燃費はC220dアバンギャルドがやや上回るといったスペックとなった。

 メルセデス・ベンツのクリーンディーゼル車は、排出ガスに尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)」を噴射して化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択型触媒還元)ディーゼル排出ガス処理システム「BlueTEC」を採用。対して、BMWやマツダのクリーンディーゼル車は、こうした尿素を使わないシステムとなっている。現時点では、メルセデス・ベンツのクリーンディーゼル車は尿素を使うため、消耗品に尿素が加わることになる。

 そして、クリーンディーゼルエンジン以外に注目したいのが、Cクラスとして初めて9速AT「9G-TRONIC」が搭載されたことだ。ガソリンのCクラスが7速ATなので、イッキに段数が2速増えたことになる。当然、ギヤの段数が多い方が、変速幅が増え高速道路などでは、よりエンジン回転数を下げることが可能。さらに、エンジンの燃焼効率の良い回転数を上手く使えるようになるので低燃費化が可能だ。多段化されることで、車重がやや重くなるが、わずか1,400回転で最大トルクを発揮するクリーンディーゼルエンジンとのマッチは、静粛性等を含め大きなメリットがある。
 
 価格は、C220d Stationwagon AVANTGARDEで5,950,000円。ガソリン車のC200 Stationwagon AVANTGARDEが5,700,000円なので、約25万円のアップとなっている。3シリーズツーリングは23万円高なので、Cクラスの方が、クリーンディーゼルに対してやや高めの価格設定となっている。それでも、ガソリン車に対して価格アップ分は、マツダ車に比べれば大きな差になっていない。

 とくに、輸入車の場合、ガソリン車はハイオクガソリンを使う。クリーンディーゼルに使う軽油との価格差は30円/L以上。さらに、燃費もクリーンディーゼルの方が大幅に優れているので、これだけ価格差があると、燃料費差は大きなものになる。走る距離にもよるが、25万円という価格差は数年で取り戻すことができるレベルにある。さらに、クリーンディーゼル車はエコカー減税が免税。ガソリン車は50~60%減税なので、ここでもクリーンディーゼル車と税金分の支払い差が出るので、よほど走行距離が少ない人でなければクリーンディーゼル車を選んだ方が良いという状況になっている。やはり、お勧めはクリーンディーゼル車だ。メルセデス・ベンツも、もう少しクリーンディーゼル車のラインアップを増やした方が良いようにも感じる。

メルセデス・ベンツC220d価格

■メルセデス・ベンツC220d価格
・C 220 d AVANTGARDE ¥5,590,000
・C 220 d Stationwagon AVANTGARDE ¥5,950,000
・C 220 d Stationwagon Sports ¥6,410,000
・C 220 d Stationwagon Sports (本革仕様) ¥6,790,000

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