レクサスRX新車情報・購入ガイド 2.5LハイブリッドのRX350hを追加。同時に一部改良も実施
CORISM / 2023年8月1日 17時17分
レクサスブランドをけん引するSUVのパイオニアがRX
レクサスは、ラグジュアリーSUVのRXに、2.5Lハイブリッドシステムを搭載したRX350hの発売を開始した。同時に一部改良も施した。
初代レクサスRXは、1998年に北米のレクサス車として登場。当時、国内ではハリアーとして販売されていた。この初代RXは、まさに画期的なモデルで、現在のようなSUVブームのパイオニアだった。この頃、多くのSUVはピックアップトラックなどと同じラダーフレームを採用。強靭さは高いが、街中では乗り心地や静粛性、操縦安定性は物足りないものだった。
しかし、初代ハリアーはカムリ系の乗用プラットフォームを採用。強靭さという面では、ラダーフレーム車には負けるものの、街中での乗り心地や静粛性、操縦安定性は非常に高かった。さらに、レクサスブランドということもあり、高級感もありラグジュアリーSUVとして大ヒット。3代目から国内ハリアーとは袂を分かつが、レクサスブランドを支えるモデルとして歴史を刻んでいる。
人気パワーユニットである2.5Lハイブリッドを設定
そんな現行5代目レクサスRXは、2022年11月にフルモデルチェンジ。最新のGA-Kプラットフォーム(車台)を採用。2.5L PHEVのRX450hや、2.4Lターボを使い後輪に大出力モーターを搭載し、走行性能を重視したRX500hも投入された。ところが、量販グレードと見込まれていた2.5Lハイブリッド車の設定が無かったのだ。
これは、2.5Lハイブリッドシステムは、NXや他のモデルにも採用されている人気パワーユニット。販売初期の段階では、半導体不足により、他のモデルにも納期や生産面で悪影響を及ぼす恐れがあるとされた可能性が高い。そうしたマイナス要因解決の目途が立ったことから、2.5Lハイブリッドシステムを搭載したRX350hが追加設定されたと推察できる。
搭載された2.5Lハイブリッドシステムは、基本的にNXと同じ仕様。190ps&243Nmをアウトプットするエンジンに、182ps&270Nmのフロントモーターが組み合わされた。電動4WDのE-Fourは、54ps&121Nmのモーターが後輪に装着されている。
NX350hとの違いはバッテリー
レクサスNXとの違いは、バッテリーだ。NXはリチウムイオンバッテリーを使っているが、RXはバイポーラ型ニッケル水素バッテリーを使っている。そのため、若干、NXとは異なる走行フィーリングとなっているだろう。
また、電動4WDであるE-Fourは、発進時や雪道などの滑りやすい路面では後輪をモーターで駆動することにより安定した走行性能を実現。前後駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御。加速性能と優れた旋回安定性に寄与している。
驚きなのが燃費性能。ほぼ同じハイブリッドシステムを使うNX350hの燃費がFF(前輪駆動のバージョンL)で、20.9㎞/L(WLTCモード)。RX350hバージョンLの燃費は20.2㎞/Lとなっている。当然、ボディサイズが大きいRXの燃費が悪くなるのだが、バージョンL比でRXはNXより180㎏も重い。これだけ重いのに燃費差は、わずか0.7㎞/Lでおさまっているのは、なかなか優秀といえる。
ただ、半導体不足や営業戦略面で色々と事情があるとはいえ、RX350hはバージョンLのみの設定。人気のFスポーツも設定して欲しいところだ。
また、一部改良では、RX350にAdvanced Parkにリモート機能を追加(RX350“version L”に標準装備、RX350“F SPORT”はオプション設定)。先進運転支援装備を充実させた。そして、インテリアイルミパッケージは、足元以外の減光制御を抑制。アンビエントライトの改良を行った。ワイヤレス充電器は、充電可能エリア拡大など充電機能を向上させている。
レクサスRX新車情報・試乗評価一覧一覧
レクサスNX VS トヨタハリアー徹底比較評価
レクサスNX350h動画・評価
レクサスLX600動画・評価
レクサス新車情報・試乗評価一覧
SUV動画・新車情報・試乗評価一覧
SUVを買ってはいけない場合とは?
ハイブリッド新車情報・試乗評価一覧
レクサスRX価格
・RX500h “F SPORT Performance” 6AT AWD 9,010,000円
・RX450h+ “version L” 電気式無段変速機 AWD 8,720,000円
・RX350h “version L” 電気式無段変速機 FF 7,580,000円/AWD 7,960,000円
・RX350 “version L” 8AT FF 6,660,000円/AWD 7,070,000円/“F SPORT” AWD 7,070,000円
レクサスRX350h 燃費、ボディサイズなど主要諸元
全長 | 4,890mm |
---|---|
全幅 | 1,920mm |
全高 | 1,700mm |
ホイールベース | 2,850mm |
パワートレーン | 2.5L直列4気筒ハイブリッドシステム[FF/AWD] |
タイヤサイズ | 235/50R21 |
車両重量 | 1,940kg(2WD)/2,010kg(AWD) |
エンジン最高出力(kW[PS]) | 140kW[190]/6,000r.p.m |
エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]) | 243[24.8]/4,300-4,500r.p.m |
モーター最高出力(kW[PS]) | フロント 134[182]・リア 40[54] |
モーター最大トルク(N・m[kgf・m]) | フロント 270[27.5]・リア 121[12.3] |
燃費性能(WLTCモード) | 20.2km/L(2WD)/18.7km/L(AWD) |
この記事に関連するニュース
-
ホンダ ヴェゼル新車情報・購入ガイド 失敗は許されないマイナーチェンジ
CORISM / 2024年4月28日 11時56分
-
トヨタ クラウンセダン試乗記・評価 驚異的な乗り心地と静粛性
CORISM / 2024年4月13日 17時7分
-
レクサス「新顔3列SUV」実車展示! 全長5m超えの巨大空間がスゴい!? 走り&使い勝手サイコーの「TX」とは
くるまのニュース / 2024年4月11日 12時50分
-
登場4年目のトヨタ「高級SUV」なぜ人気? 「ハリアー」が400万円超の“高価格車”でもっとも売れる理由とは
くるまのニュース / 2024年4月9日 10時10分
-
トヨタ クラウンクロスオーバー新車情報・購入ガイド まさかのオーバーフェンダーを装着した特別仕様車「ランドスケープ(LANDSCAPE)」誕生!
CORISM / 2024年4月8日 18時15分
ランキング
-
1映画「もののけ姫」の映えスポットで撮影した女性の投稿に大反響! 「言われなくても生きそう」「無敵感がすごい」
よろず~ニュース / 2024年5月2日 15時0分
-
2コンビニは「前向き駐車」すべき? なぜ「バック駐車」は推奨されない? “納得の理由”と守らなかった際の「悪影響」とは
くるまのニュース / 2024年5月2日 17時10分
-
3スターバックス、8日から“人気フラペチーノ”が復活 「絶対に買いに行く」と意気込む声が続出
Sirabee / 2024年5月3日 4時0分
-
4ゴミ屋敷「"開かずの間"を開けてみた」驚愕の顛末 結婚相手にも秘密だった自宅をついに片付けた
東洋経済オンライン / 2024年5月4日 13時0分
-
5国産米100%なのに「グミ食感」って...どういうコト? 老舗おせんべい屋さんが作った謎のお菓子を食べてみた
Jタウンネット / 2024年5月4日 17時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください