岡本翔子の星占い 【水瓶座】3月の運勢 「成功者になろうとするのではなく」

水瓶座

1月21日～2月18日生まれ

Try not to become a man of success but rather to become a man of value.
「成功者になろうとするのではなく、価値ある人間になることだ」

　水瓶座の季節が終わりました。急行列車から鈍行列車に乗り換えるように、少しのんびりしてみると、いつもの景色が変わって見えます。

　水瓶座って、ちょっと頭でっかちなところがある人たち。頭よりも五感を働かせて、感覚的に気持ちいいと感じることを楽しんでください。何者かになろうとするのではなく、周りの人々にとって価値のある人間になること。

　このメッセージは、20世紀最高の物理学者と呼ばれるアインシュタインが残した言葉です。ここでいう価値のある人間とは、人のために生きられる人間、言い換えると人の役に立つ人間をさしていると思います。

　ゆったりと生活を楽しみながら、周りの人間、ひいては世の中の役に立つことをやると、運命があなたに微笑んでくれる時期です。かつて人があなたにしてくれたこと、それは贈り物も含めてですが、ちゃんと思い出してみましょう。

　他人がしてくれた厚意を、当人またはほかの人に親切にすることでお返しをしてみたい期間です。仕事は基本的には現状維持です。同僚や仕事相手とじっくり話をする機会を増やすと、お互いに理解が深まります。

春の訪れを感じる小旅行へ

　火星が水瓶座を運行中なので、無意識に集団の和を乱す行動をしがちです。年度末ならではの仕事絡みの飲み会や会食なども、ときどきは参加して場を盛り上げるのも、仕事のうちと割り切ること。

　春分を過ぎると運気のモードが変わります。春の訪れを肌で感じる小旅行などに出かけるとリフレッシュします。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の水瓶座を運行するのは3月7日（木）午前中～3月9日（土）午前中まで。
目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE