岡本翔子の星占い 【牡羊座】3月の運勢 「一粒の木の実は」

牡羊座

3月21日～4月19日生まれ

The creation of a thousand forests is in one acorn.
「一粒の木の実は、いくつもの森を生む」

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、彼岸の中日に当たる春分は、牡羊座の始まりです。今年の春分は3月20日（水）。この日を指折り数えて、3月下旬まで乗り切りましょう。

　仕事でちょっと面倒なことに巻き込まれたり、心が弱って前向きになれない日もあります。そんなあなたに贈る言葉は、19世紀アメリカの思想家、哲学者、作家のラルフ・ワルド・エマーソンの名言です。

　想像してみてください。地に落ちた一粒の木の実からやがて芽が出て成長し、一本の木になる。そしてそれが森へと変化していく過程を。何事もすべてはひとつのアクションから始まるということです。

　それでも不思議なもので、困難な状況に陥ったときにこそ、起死回生のチャンスが巡ってくる時期なのです。特に3月10日（日）以降は水星が牡羊座に戻ってくるので、追い詰められると逆に素晴らしいアイデアが湧きます。

牡羊座の季節を軽やかに過ごすために

　春分が過ぎると運気のモードが変わり、滞っていた物事もうまく回り始めます。恋愛面では友情から愛が始まるとの暗示も。いままでただの友だち、または単なる同僚としか見ていなかった人が、ある出来事を境に恋愛対象に!?

　3月25日（月）の満月は半影月食を伴います。この近辺は何かが終わり、新しく何かが始まる暗示。4月下旬まで続く牡羊座の季節を軽やかに過ごすためには、生活面で思い切った断捨離を。3月最後の週末は、少し遠出をするチャンス。旅先で面白い出来事にも出合えるでしょう。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の牡羊座を運行するのは3月11日（月）午前中～3月13日（水）午前中まで。
目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

★月をあなたの味方に変えるカレンダー『ムーンカレンダー2024』が発売中！

★行動する最適な日がわかるムーンダイアリー「MOON BOOK 2024」が好評発売中！

文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE