【ベストフェムケア2024】発表！ 「ポジティブに性を楽しめるもの部門」 「自分の体を知れるもの部門」

　名物をしみじみ味わって、のんびりと街歩きしたい台湾は、少し見ぬ間に懐かしさはそのままに、ヘルシーに進化していました。「CREA」2024年春号の「行かなくちゃ、台湾」特集。その一部を抜粋し、掲載します。

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　女性の体の悩みや生きづらさを解決するアイテムやサービスが続々と登場し、選ぶ際に迷いが生じていませんか。そこで、フェムケアに詳しい人々に「使ってみて本当によかったもの」「注目しているもの」を伺いました。

　3月8日は国際女性デー。女性の生き方に向き合う機会が増える春、何かを手離すことなく、心地よく、のびのびと人生を歩んでもらいたいとのメッセージを込めて、今年初めて、CREAのベストフェムケアを発表します！

　今回はポジティブに性を楽しめるもの部門、自分の体を知れるもの部門です。

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【ポジティブに性を楽しめるもの部門】

セクシャルウェルネスな日々を過ごすために

1：リューブゼリー 55g 1,100円／ジェクス
2：リバティ2 ヴァイブラントローズ 15,540円／ラブピースクラブ
3：ナミー ジュイサンスクラブ エディション 22,770円／ラブピースクラブ
4：プレジャー・アイテム・プチ LILY 630円／イロハ
5：RAINBOW23（レインボートゥースリー）左から エイジング、ビューティ 各3本入り 各1,320円／ハナミスイ
6：性交痛軽減リング 14,850円／ラブピースクラブ

■◆（一社）日本家族計画協会「リューブゼリー」

　1982年に誕生したロングセラーアイテム。日本で初めて開発された水溶性の潤滑ゼリー。定番の55グラムのほか、ヒアルロン酸Naとコラーゲン配合のプレミアムタイプ、温感タイプや1回使い切りタイプなど全6種がラインナップ。

「性交痛でお悩みの患者さんに実際におすすめしています。婦人科での取り扱いも多く、安心できます」（髙橋さん）

ジェクス

電話番号　06-6942-4416

［選んだのはこの人］

髙橋怜奈さん

■◆Womanizer「リバティ2」

　8段階の強弱レベルを搭載した吸引タイプのトイ。刺激よりも繊細な快感を目指したアイテム。トラベルロック付きなので、ふいに作動する心配はなし。

「絶対にオーガズムを得たい時にはコレ。持ち運びしやすいサイズで、大人っぽい色使いも魅力」、「人気ブランドのアイテム。高機能とパワフルさならコレ！」（北原さん）

「吸引口の形が絶妙でしっかりとフィット。気持ちよさは抜群です」（西本さん）

ラブピースクラブ

メールアドレス　[e-mail]

［選んだのはこの人］

北原みのりさん、西本美沙さん、吉川千明さん

■◆biird.「ナミー ジュイサンスクラブ エディション」

「吸引」と「振動」の2種類の刺激を備えたオランダ製のトイ。医療用シリコン採用で体にも優しい。

「強い刺激ではないのにじんわりと深く、強い刺激と同様のオーガズムを感じられます」（北原さん）

「繊細な動きが特徴的。充電機がやわらかな照明にもなります。優れたプレジャーグッズに与えられるデザイン賞を受賞」、「丸みのあるかわいらしいデザインでベッドサイドに置きたくなります」（吉川さん）

ラブピースクラブ

メールアドレス　[e-mail]

［選んだのはこの人］

北原みのりさん、吉川千明さん

■◆iroha「プレジャー・アイテム・プチ」

　98％が水分でできた新触感のトイ。かわいらしいパッケージに入った1個売りで、使い捨てタイプ。温度が伝わりやすいので、手で温めたり冷蔵庫で冷やして使うのもおすすめ。

「初めてのプレジャーアイテムに最適。お風呂でも使えます」（近藤さん）

「首筋など全身をセルフタッチすることで新しい性感帯を発見できます」（OliviAさん）

イロハ

電話番号　0800-1000-168

［選んだのはこの人］

OliviAさん、近藤佳奈さん

■◆ハナミスイ「RAINBOW23（レインボートゥースリー）」

RAINBOW23（レインボートゥースリー）1,320円／ハナミスイ

　全7種類のアプリケーター型の潤滑ジェル。ウォーターベースで腟内環境に近い粘度やpHにこだわりが。1回使い切りでパッケージもキュートだから、持ち運びしやすい。

「潤い不足に悩む人におすすめ。美味しそうなフレーバー付き、温感、自然な潤いに近いものなど、コンディションや気分に合わせて選べるのが楽しい」（OliviAさん）

ハナミスイ

電話番号　03-6304-5797

［選んだのはこの人］

OliviAさん

■◆OHNUT「性交痛軽減リング」

　ドーナツ状のリングが4個セットに。挿入前に男性器の根元に装着するとクッションになり性交痛を和らげる。好みに合わせて数を調整できるのも人気の理由。もちもちとした感触で、内側はヒダのようになっている。男性にも心地よく、女性も快感を得られる。

「性交痛に悩む人にぜひ。ショップではとてもよく売れているそう」（吉川さん）

ラブピースクラブ

メールアドレス　[e-mail]

［選んだのはこの人］

吉川千明さん

【自分の体を知れるもの部門】

スマートテクノロジーから検査まで多岐にわたる

1：ブースト 31,900円／ラブピースクラブ
2：パピア 5,500円／シミックソリューションズ
3：エクオール検査 ソイチェック 4,785円／カラダのものさし
4：オーラリング第3世代ホライゾン 左から ゴールド、ローズゴールド 55,800円～／OURA
5：スマートバイブレーター バイオレット 24,750円／フェルマータ

■◆kGoal「ブースト」

　アメリカのウェルネスブランド、kGoal。「ブースト」は、服を着たまま座るだけで、骨盤底筋群をトレーニングできるアイテム。スマホアプリと連動させれば、ゲーム感覚で楽しめるうえ、なかなか知る機会のない腟圧なども確認できる。

「ジェンダーレスという発想が好ましい。体の性別や年齢を選ばないところが◎」（及川さん）

ラブピースクラブ

メールアドレス　[e-mail]

［選んだのはこの人］

及川夕子さん、OliviAさん

■◆SelCheck「パピア」

　子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルスの感染。専用キットを取り寄せ、細いスポンジで子宮の入り口をこすり郵送するだけのシンプルなステップで、ウイルスの感染の有無がわかるアイテム。

「精度が高いのが特徴。セルフチェックはもちろん、子宮頸がん検査への動機づけとしても最適なキットです」（吉川さん）

シミックソリューションズ

［選んだのはこの人］

吉川千明さん

■◆カラダのものさし「エクオール検査 ソイチェック」

　シワの軽減や更年期症状の緩和などが期待される成分「エクオール」は、大豆と腸内細菌によってつくられるもの。自分がつくれているかどうかの指標を尿検査で調べられるキット。今の自分の体質と、食事や生活習慣での対策を知ることが可能。

「更年期対策として調べた結果、不調に備えることができました」（北原さん）

カラダのものさし

電話番号　050-3640-3595

［選んだのはこの人］

北原みのりさん

■◆OURA「オーラリング第3世代ホライゾン」

　睡眠、アクティビティ、コンディションなどを計測するウェアラブルテクノロジーを搭載した指輪型スマートアイテム。手首よりも脈波信号が強い指で計測するので、高い精度を誇る。

「自身の体を把握するという意味で、睡眠を可視化できるのが嬉しい。スコア化により客観視することで、生活の見直しにも」（西本さん）

OURA

https://support.ouraring.com/hc/ja

［選んだのはこの人］

西本美沙さん

■◆ライオネス「スマートバイブレーター」

　世界初、センサーが骨盤底筋と腟の収縮を計測し、オーガズムを可視化するスマートバイブレーター。

「『気持ちいい』という主観的な感覚を、数値・グラフ化します」（近藤さん）

「自分自身の性的な快感ポイントを数値化して教えてくれる。アルコールやストレスなどによってオーガズムがどう変化するかなどもわかる」（及川さん）

フェルマータ

メールアドレス　[e-mail]

［選んだのはこの人］

及川夕子さん、近藤佳奈さん

●審査員

医療ライター　及川夕子さん

女性の健康、性教育、ジェンダー、性暴力などの社会課題の取材・執筆を中心に活動。

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ラブライフアドバイザー　OliviAさん

多方面で女性のセクシャルウェルネス＆コミュニケーションを重視した性生活を提案。

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作家・ラブピースクラブ代表　北原みのりさん

96年に日本初の女性だけで運営するセックストーイショップ「ラブピースクラブ」を設立。

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フェルマータCOO　近藤佳奈さん

2019年12月フェルマータに参画。事業戦略、マーケティングを統括。幅広い知識を持つ。

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ランドリーボックス代表　西本美沙さん

生理など女性の悩みに特化した記事やアイテムを提供する「ランドリーボックス」を設立。

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産婦人科専門医　髙橋怜奈さん

医学博士・がん治療認定医・性教育認定講師。YouTubeやTikTokで医療情報を発信。

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美容家・メノポーズカウンセラー　吉川千明さん

90年代からオーガニックコスメと植物美容を日本に広げたナチュラルビューティの先駆者。

※表紙と巻頭グラビアに登場したNICHOLASのスペシャルインタビュー、台湾で必ず食べたい豆花や魯肉飯の名店、メイドイン台湾の美しい日用品などが盛りだくさんの「行かなくちゃ、台湾」特集は「CREA」2024年春号でお読みいただけます。

文＝増本紀子（alto）
写真＝平松市聖