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SAS2025年予測:医療・ライフサイエンス業界におけるAIへの期待と現実

Digital PR Platform / 2024年12月18日 11時6分

製薬および医療業界はAIイノベーションやデジタルトランスフォーメーション(DX)に向け
大胆な飛躍ではなく意図的で着実なアプローチ

データとAIのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、2025年に向けて医療およびライフサイエンス業界が、持続的な変革とイノベーションに向け、着実な基盤整備を進めていると予測しています。突然の破壊的変革や重大な方向転換ではなく、俊敏でレジリエントな組織の構築を見据えた取り組みが進められていくでしょう。来年は医療システムの統合やテクノロジーの近代化が着実に進み、規制や一般社会からの信頼によって形成される医療業界において、治療の方向性を定める上で、患者や消費者がより積極的な役割を担う年になると見込んでいます。

SASのヘルスケア・ライフサイエンス部門の専門家が、業界の現状および今後の展望について、それぞれの考察を提示しています。

特化したAIアプリケーションがAIの利用拡大を推進
医療機関や製薬会社は、パーソナライズされた患者ケアからより迅速な医薬品開発サイクルに至るまで、あらゆるレベルでAI主導のインサイトを活用する新たな方法を模索し、特にエコシステムの特定分野における活用拡大に注力していくでしょう。AIがエコシステム特有のさまざまな状況で独自の価値を証明する中で、企業独自のAI活用指針という形で、CIOやCTO、規制当局や業界リーダーたちによるAI活用のためのガバナンスや指示体系が強化されることが予想されます。
― SAS グローバルヘルスケア・ライフサイエンス部門マーケティング担当ディレクター、アリッサ・ファレル(Alyssa Farrell)

臨床試験の現場でも生成AIを活用
高度なデジタル化と標準化技術によって、治験プロトコルではAIを活用して高品質な情報抽出や生成を可能にし、画期的な治療法の開発を促進しています。生成AIを治験に応用することで、医療サービスが届きにくかった層の取り込みや、申請の迅速化、新たな治験モデルやアプローチ全体の加速が期待されます。
― SAS ヘルスケア・ライフサイエンスアドバイザリー担当シニアディレクター、マーク・ランブレヒト(Mark Lambrecht)

医療と製薬業界の融合
医療と製薬はこれまで以上に緊密に連携するようになり、データやインサイトを共有・活用することで患者ケアや治療法開発におけるイノベーションを推進しています。2025年にはこのような業界間の融合がもはや試験段階ではなく、双方の業界において経営の基盤となっていくでしょう。しかし、従来縦割り構造だった業界にとって、データの相互運用は依然として大きな課題であり続けるでしょう。この先1年は、システム全体でデータの自由かつ安全な流れを確保することが重要課題になり、実質的な融合に向けた前進を促すでしょう。患者にとって、治療の提供と医療の進歩とが一体となった、より統合的な医療体験が実現されることを意味します。
― SAS医療・ライフサイエンス担当バイスプレジデント、ゲイル・スティーブンス(Gail Stephens)

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