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PwC、「第28回世界CEO意識調査」の結果を発表

Digital PR Platform / 2025年1月21日 11時0分

しかし、業績は昨年表明していた期待をやや下回っています。2024年には、46%が収益性の改善を期待していると回答しました。1年後にそのような収益向上が実現したかどうかを尋ねると、向上したと答えたCEOは34%にとどまりました。AIへの信頼が、依然としてより広範な導入への障害となっています。自社の主要なプロセスにテクノロジーを組み込むことに高い信頼を寄せていると答えたCEOは、3分の1に過ぎませんでした。

それでも、生成AIが収益性に与える影響を楽観視する見方は昨年よりもわずかながら強まっており、49%が今後12カ月間で増加すると予想しています。約半数(47%)は今後3年間でAI(生成AIを含む)を自社のテクノロジー・プラットフォームに活用することを予想しており、41%はコア・ビジネス・プロセスに、30%が新たな製品やサービスの開発に組み込む計画を立てています。

まだ初期の段階ではあるものの、生成AIの導入結果として、世界経済全体において雇用機会が広範に減少することを示すデータはありません。生成AIによって従業員が減少した(13%)と回答したCEOよりも、増加した(17%)と回答したCEOの方が多い状況です。

PwCグローバルおよび米国のコマーシャル・テクノロジー&イノベーション・オフィサー(CTIO)であるマット・ウッド(Matt Wood)は次のように述べています。

「今年の調査は、企業における生成AIへの見方がより成熟していることを示しています。CEOは生成AIが新たな機会を生み出す力を持っていると確信しており、事実、昨年よりも楽観的な見方をしています。同時に、その価値を実現するための課題について認識を深めています。彼らはAIシステムの設計において信頼の構築が重要であると考えており、当面はコア・ビジネス・プロセスへの統合を優先しています。また、生成AIが新たな製品やサービスを通じて成長を生み出したり、新しい価値を創造したりする可能性を見いだすことも重要です」

気候関連投資は実を結びつつある

気候変動が引き続きビジネスに影響を与える中、CEOは行動を起こし続けています。私たちがCEOに対し、過去5年間における気候関連投資による財務的影響を尋ねたところ、それらの投資による売上への影響は増加(33%)が減少(5%)の6倍に上ったことが明らかになりました。さらに、CEOの3分の2近くが気候関連投資はコスト削減につながった、あるいはコストに大きな影響を与えなかったと報告しています。

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