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2024年度暫定決算:ボッシュ、市場動向が障壁に

Digital PR Platform / 2025年2月3日 12時0分

成長戦略:さらなるビジネスチャンスを拡大するための製品ポートフォリオ管理
昨年度、ボッシュは「戦略2030」を計画的に実施し、いくつかの重要なマイルストーンを達成しました。そのひとつが、約80億米ドルの取引となるジョンソンコントロールズと日立からのHVAC事業の買収計画です。この事業を買収することで、ボッシュは米国やアジアなどの成長市場におけるプレゼンス向上を目指しています。「現在の逆風にもかかわらず、私たちは徹底的に成長戦略を追求し、将来的に不可欠なテクノロジーを着実に前進させ続けるつもりです」とハルトゥングは語りました。ボッシュは、ビルディングテクノロジー部門のセキュリティおよび通信テクノロジー向け製品事業の大部分を売却したことで、今後はシステム統合事業に重点的に取り組み、成長を続けていきます。こうした移行により、ボッシュは事業セクター間のバランスを改善し、堅牢性を高め、将来的に有望な製品ポートフォリオにすることを目指しています。

未来のテクノロジー:「Invented for life」なソリューションを生み出すイノベーション
成長目標の達成に向け、ボッシュは将来的に重要な分野での技術革新を推進しています。ハルトゥングは、気候変動の課題に対して「eモビリティ、水素、および持続可能なテクノロジーは引き続き成長事業であり、私たちの革新技術の焦点となっています」と述べました。例としてハルトゥングは、現在ボッシュが米国で試験を実施しているクライオポンプを挙げました。これは、毎時最大600kgの液体水素を圧縮するポンプで、これを使えばわずか10分でトラックが1,000km走行するのに必要な水素を充填できるようになります。家電製品に関してもボッシュは市場をリードしており、ボッシュは数週間後にエネルギー効率に優れたビルトインXXL冷凍冷蔵庫を発表する予定です。これは、スマートホームの新標準規格「Matter」に対応した、メーカーに依存しない接続が可能な世界初の家電製品です。さらにボッシュでは、約5,000人のAIエキスパートが、AIを日常使用に活用するための開発を進めています。たとえば、新しいAIアシスト緊急通報サービスでは、エレベーターを改修せずとも、利用者は同時通訳機能により母国語でサポートを求めることが可能になりました。

デジタルソリューション:AIで中核事業を強化
インテリジェントなソフトウェアおよびデジタルサービスは、今やボッシュの中核事業における重要な柱となっています。ハルトゥングは、「工場やオフィスでも、業務プロセスにおけるAI活用はますます増加しており、品質と生産性が改善しています。AIは、ボッシュの製品やソリューションにおいて欠かせない存在となっています」と述べました。ボッシュは2030年代初めまでにソフトウェアとサービス領域で60億ユーロ以上の売上達成を見込んでおり、その3分の2をモビリティ事業セクターが占める見込みです。ハルトゥングはさらに「ボッシュでは、運転支援や自動運転技術において、すでに何年も前からAIが重要な役割を担っています。しかし私たちは、AI活用以外でもソフトウェア・ディファインド・モビリティの実現に向けて前進しており、世界中の大手ハイテク企業にとって理想的なパートナーとなっています」と述べました。一例として、ビークル・モーション・マネジメントと呼ばれるシステムソリューションが挙げられます。これには、機械的な接続なしで電子ブレーキペダルが作動する、ブレーキバイワイヤと呼ばれるブレーキ・システムを可能にするソリューションがあります。

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