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2024年度暫定決算:ボッシュ、市場動向が障壁に

Digital PR Platform / 2025年2月3日 12時0分

経済政策:強い欧州のための競争力
ボッシュは、ドイツ国内および欧州全体の成長を促進する新しい政策の枠組みに注目しています。ハルトゥングによると、事業を展開する場所として競争力や魅力を高めるためには対策が必要で、「少ない規制、投資拡大、そして障壁を減らして市場の自由化を高めることで、力強い欧州が形成されます」と述べました。ボッシュの自国市場であるドイツにおける、エネルギー価格、官僚主義、そしてインフラの投資不足といった現状を踏まえた上で、ハルトゥングはドイツの次回選挙後に、議論から行動へと迅速に移行されることを期待しています。続けて「ビジネスを進めやすくすることは、正しい方向に向かうことを意味します。そうすれば、ドイツと欧州は今後も世界の経済的・技術的なフロントランナーになり得るのです」と述べました。ボッシュはそれに対し引き続き貢献する意向で、2025年、2026年ともに、グローバルでの投資額の約40%をドイツの拠点に継続して投じる予定です。

2024年の業績状況:事業セクター別売上高も市場動向の影響を受ける
ボッシュの事業セクター別売上高は、全般的な市場動向を明確に反映したものでした。「全体として、2024年は例外的な年となり、あらゆる主要市場の業績が同時に低迷しました」と、ロバート・ボッシュGmbH 取締役会メンバー兼財務担当取締役であるマルクス・フォーシュナーは述べました。モビリティ事業セクターの売上高は559億ユーロで、ほぼ前年並みの水準に達しました。市場の低迷にもかかわらず、売上高は為替調整後でほぼ横ばいとなりました。産業機器テクノロジー事業セクターの売上高は65億ユーロで、名目ベースでは前年比13%減、為替調整後は12%減となりました。機械工学部門では、とりわけ欧州、中国、米国といった主要市場が景気低迷の影響を受けました。消費財事業セクターの売上高は203億ユーロで、名目ベースでは前年比2%増、為替調整後では実質3%増となりました。ボッシュは、消費財事業において新型コロナウイルスのパンデミック後の需要の落ち込み以来、初めて成長に転じました。エネルギー・ビルディングテクノロジー事業セクターの売上高は75億ユーロで、名目ベースでも、為替調整後でも3%減となりました。これは主に欧州における暖房機器市場の景況感が思わしくなかったことによるものです。

2024年の業績状況:低迷する地域別売上動向
市場動向に加え、経済状況も売上高の地域別動向にさまざまな影響をもたらしました。「特に欧州事業は経済状況の影響を受けました」とフォーシュナーは説明しました。欧州の売上高は445億ユーロで、名目ベースおよび為替調整後では前年比約5%減となりました。北中南米地域とアジア太平洋地域の売上高も、北米と中国の情勢により伸び悩みました。北米地域の売上高は前年比5%増の160億ユーロで、南米地域の売上高は名目ベースで前年比6%増、為替調整後は12%増の180億ユーロとなりました。アジア太平洋地域の売上高は281億ユーロで、名目ベースでは1%増、為替調整後は3%増となりました。

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