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U-FactorR液による治療薬開発を目指す株式会社U-Factorが東京慈恵会医科大学と第二弾の共同研究契約を締結

Digital PR Platform / 2025年2月5日 10時7分

U-FactorR液による治療薬開発を目指す株式会社U-Factorが東京慈恵会医科大学と第二弾の共同研究契約を締結

~臓器虚血性疾患に関する研究を実施~

東京慈恵会医科大学 再生医学研究部(教授 岡野James洋尚)は乳歯由来歯髄幹細胞培養上清液「U-FactorR液」で、筋萎縮性側索硬化症(以下:ALS)やアルツハイマー型認知症などの難治性疾患の治療薬製剤化を目指す株式会社U-Factorと共同研究契約を2024年12月に締結、2025年2月より、共同研究を開始いたします。

1.背景
株式会社U-Factorは、2020年3月から独自開発した培養上清液「U-FactorR液」を用いて、様々な外部研究機関と共同研究を実施してきています。2021年から国立研究開発法人産業総合技術研究所、2022年より慶應義塾大学医学部、2024年には東京女子医科大学とU-FactorR液を用いた共同研究を実施している中、東京慈恵会医科大学と、臓器虚血性疾患(脳梗塞・腎不全・下肢虚血・挫滅症候群)を対象に、U-FactorR液の効果検証を行う共同研究を新たに開始することに致しました。

2.脳梗塞とは
脳梗塞は、脳内の血管が詰まることによって脳への血流が遮断され、脳細胞が壊死する疾患です。有病率は人口10万人あたり約200人とされ、高齢者に多くみられます。脳梗塞は、突然の片側の麻痺、言語障害、視覚障害などの症状で発症することが一般的です。早期の診断と治療が重要であり、血栓を溶かす薬剤やカテーテル治療が行われますが、後遺症が残ることも多く、現時点で後遺症に対する根本的な治療法は確立されていません。

3.腎不全とは
腎不全は、腎臓の機能が低下し、老廃物や余分な水分を排出できなくなる疾患です。有病率は増加傾向にあり、慢性腎不全の末期状態である透析療法患者は人口100万人あたり約2500人とされています。初期は自覚症状が乏しいことが多いですが、進行すると倦怠感、むくみ、食欲不振、尿量の変化が現れます。治療法には生活習慣の改善、薬物療法、透析療法、腎移植がありますが、腎移植のドナー不足などアンメットメディカルニーズが高い状況です。 4.下肢虚血とは
下肢虚血は、動脈硬化や血栓によって下肢への血流が不足し、組織が酸素欠乏に陥る疾患です。有病率は高齢者で増加し、重症例では100万人あたり約100人とされています。初期には歩行時の痛み(間欠性跛行)が現れ、進行すると安静時の痛みや壊疽に至ることがあります。治療は血流を改善する薬剤や血管形成術、バイパス手術が行われますが、現時点で根本的な治療法は確立されていません。

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