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CES 2024:ボッシュのテクノロジーが消費者の持続可能なエネルギー使用に貢献

Digital PR Platform / 2024年1月9日 11時9分

ボッシュがeモビリティの鍵を握る要素となる革新的な半導体材料、SiC(シリコンカーバイド)に注目しているのは、このためでもあります。世界中のeモビリティの普及に伴い、この特殊な半導体への需要が激増しています。ボッシュは自社開発している非常に複雑な工程を用いて、2021年からドイツのロイトリンゲンにあるウエハ製造工場でSiC半導体チップを製造しています。そして現在、カリフォルニア州ローズビルにある別のウエハ製造工場に15億ドル以上を投資しています。これにより、ボッシュの国際的な半導体製造ネットワークが強化されます。ボッシュは、2026年までに米国で初のSiC半導体チップの生産を開始し、同社における生産量を今後数年間で10倍に増やすことを目指しています。電気自動車では、SiC半導体チップによって消費エネルギーを最大50%削減するため、航続距離が拡大し、充電効率も向上します。バッテリー充電1回あたりの走行距離も伸び、航続距離はシリコンベースのチップを使用するよりも平均で最大6%延伸します。

ヒートポンプによる家庭でのエネルギー消費を最適化
CES 2024でボッシュのもうひとつのハイライトとなるのは、北米向けに特別に開発されたIDS Ultraヒートポンプです。従来のモデルとは異なり、このヒートポンプは外気温5°F(-15℃)と低い場合でも稼働します。化石燃料ベースの暖房システムから、電化された暖房システムへの切り替えを検討している、寒冷地の人々にとっては非常に魅力的な選択肢です。こうした切り替えにより、エネルギーだけでなくコストも節約できます。さらにボッシュは、ヒートポンプ技術を別の分野に応用することにも成功しました。ラスベガスでは、従来モデルよりも4倍の効率を誇る、これまでで最も効率的な電気式温水ヒーターを発表します。「こうしたソリューションにより、私たちは住宅の電化への道を切り開き、コストとエネルギー節約に貢献しています」と、ボッシュ北米法人社長のマイク・マンスエッティは述べました。

オーブン、乾燥機、洗濯機などのボッシュの家電製品に備わるさまざまな新機能も、この移行に一役買っています。以前より、消費者がタイマー機能を使って電化製品のスタート時間をセットするのが一般的となっていますが、ボッシュは一歩進んで、最新世代の食洗機に初めて「MySchedule」機能を搭載します。これにより、電気料金が最も低い時間帯、もしくはグリーン電力が利用可能な時間帯に合わせて、自動的に洗浄サイクルのスタート時間をスケジュールすることができます。また、DIY愛好家やプロにとって朗報となるのは、CES 2024において、ボッシュが電動工具のバッテリーパックシステム「AMPShare」(アンプシェア)の新たなパートナーを発表したことです。AMPShareに参加するグローバルパートナーは30社を超えています。ボッシュのAMPShareは、様々な産業で働くプロフェッショナル達がバッテリーを交換せずに異なるブランドのプロ仕様のツールを作業に合わせて使い分けできるようにした、多ブランド対応バッテリーパックシステムです。

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