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日本女子大学で2年目となる「フードドライブ@JWU」を実施 賞味期限の迫った食品等を活用したリメイク弁当の販売も -- 食品ロス問題への学生の関心を喚起 --

Digital PR Platform / 2024年1月26日 14時5分

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日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は、SDGsの取り組みの一環として「フードドライブ※@JWU」を昨年度に引き続き、2023年11月20日(月)から約4週間実施しました。本活動では、食品ロスの問題に関心を持ってもらうために本学の学生や教職員から家庭で余っている食品を回収し、学生を対象として回収した食品と賞味期限の迫った本学の防災備蓄品の配布を行いました。また、今回は食品ロス問題への関心をさらに喚起するために、公益社団法人非常食推進機構に支援いただき、日本女子大学生活協同組合(以下、大学生協)の協力のもと、賞味期限が迫った食品等を活用したリメイク弁当も販売しました。




■本活動の実施背景
 これまで本学では、賞味期限が近づいた防災備蓄品を指定の場所に置き、学生に自由に持ち帰っていただく形で防災備蓄品入れ替えを行っていました。しかし、食品の種類によっては学生に持ち帰っていただけず余ってしまうという課題がありました。本活動は、学生同士が家庭に余っている食品をシェアリングするという体験を通して、食品ロス問題について関心を持ってもらうと同時に、防災備蓄品の消費を促すことを目的として実施しています。


■食品回収、配布実績


・食品回収(期間:11月20日~11月8日)
 全220点:缶詰、乾麺、精米、飲料、菓子類など

・食品配布(期間:12月11日~12月15日)
 上記220点および賞味期限の迫った防災備蓄品約750人分(おかゆ、保存食ビスケット)


■リメイク弁当の販売について

 公益社団法人非常食推進機構より支援いただいた賞味期限の迫った「アルファ米」と賞味期限切れ(食品衛生協会検査済み)の「さんまの蒲焼き」の缶詰を大学生協が調理し、リメイク弁当「さんまの蒲焼き丼(300円)」をフードドライブ@JWU実施に合わせて各日30食限定で4日間販売し、全日完売しました。
 リメイク弁当を購入した学生には、株式会社勤労食よりご提供いただいた食べられるスプーン「PACOON(パクーン)」もプレゼントしました。


■家政学部家政経済学科 小林富雄教授(研究分野:フードシステム論)コメント
 東日本大震災以降、全国で災害用備蓄食品の普及が進み、日本の食料安全保障は進んでいるようにみえます。しかし、家庭で食料備蓄をしている割合は約半数にすぎません。地域での備蓄も、有事法制が整備されている海外と比較すると、日本ではコメ以外は民間主導なのが現状です。
 企業が抱える食糧備蓄における最大の課題は「賞味期限が近づいた時の活用法」であり、本学の取り組みは廃棄物問題の解決だけでなく、備蓄を推進するためのものであることも忘れてはなりません。とはいえ、強制的に食べてもらうわけにもいかないため、今後はリメイク弁当のマーケティングを推進することで、地域で実施するローリングストック法を確立することが期待されます。

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