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【シュローダー】インドの成長ストーリー - プライベート・エクイティの役割と3Dリセット

Digital PR Platform / 2024年1月31日 16時0分


投資家の中には、インドにおけるプライベート・エクイティ出資企業のエグジット戦略について懸念を示す者もいます。しかし、エグジット・チャネルは幅広く存在します。2022年のエグジットの30%は戦略的バイヤー、40%がプライベート・エクイティ・バイヤー、30%がIPOによるものでした。IPOの比率が高いのは、収益軌道に乗った企業の上場を促すことを目的とした、最近の資本市場規制の緩和を反映しています。投資家層の拡大、IPO上場規制のさらなる緩和、グローバル企業の強い関心などによって、エグジット手段の多様化は今後も続くことが予想されます。

インドで最も活動的なプライベート・エクイティ会社は、インド専用のファンドではなく、地域ファンドを通じて投資するグローバル企業です。しかし、インド専用のファンドからの資金調達額は過去10年間で4倍に増加し、2012年の19億米ドルから2022年には80億米ドルに拡大しました。平均ファンドサイズも2012年の0.86億米ドルから2022年には1.6億米ドルに増加しました。現在、インド専用ファンドを通じて投資を行うプライベート・エクイティ会社は200社を超えています。

インド・ルピー建て投資に対する投資家の関心も高まっています。カテゴリーⅡのオルタナティブ投資ファンド(AIF)の運用資産残高は2022年に前年比で45%増加し、現地投資家の間でオンショア規制のある現地ストラクチャーへの魅力が高まっていることが浮き彫りになりました。AIFはインドで設立された共同投資型投資ビークルの一種で、オルタナティブ資産に投資します。カテゴリーⅡのAIFは、プライベート・エクイティ、プライベート・クレジット、不動産ファンドで構成されます。私たちは、インドが中国のように国内市場の大幅な成長の軌跡をたどることを期待しています。2022年には総額3,000億米ドルに達した人民元建てによる資金調達の目覚ましい成長は、インド国内市場が達成しうる、潜在的な規模を示す説得力のある指標となっています。


3Dリセットとテクノロジー革命がもたらすインドへの追い風
脱炭素化、脱グローバル化、人口動態の変化、そして進行中のテクノロジー革命といった世界的なテーマは、プライベート・アセット投資の幅広い分野にわたり、課題と機会を生み出し続けています。インドはこうした長期的な変化から恩恵を受けています。インドは若く成長する人口を抱え、強力な製造拠点として、チャイナ・プラス・ワンの重要なパートナーとしてグローバル企業を惹きつけ、政府はクリーン・エネルギーへの取り組みを手厚く支援し、エネルギー転換に力を入れています。

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