1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【シュローダー】インドの成長ストーリー - プライベート・エクイティの役割と3Dリセット

Digital PR Platform / 2024年1月31日 16時0分

医薬品セクターも大きな成長の可能性を示しています。Invest Indiaの調査によると、インドはジェネリック医薬品とワクチン製造の世界的リーダーであり、世界のジェネリック医薬品輸出の20%、世界のワクチン製造の60%を占めています。成長の追い風となるのは、大規模で成長を続ける人材プール、中国からのサプライチェーンの多様化、生産連動インセンティブやナショナル・バイオファーマ・ミッションといった規制などです。また、医薬品開発におけるAIの活用など、医薬品製造におけるデジタル化にも大きな可能性があります。


ケーススタディ:ヘルスケアセクター
シュローダー・キャピタルは2021年、インド最大級の医薬品受託開発製造(CDMO)の企業に投資しました。Grand View Researchによると、世界のCDMO市場は1400億米ドルの市場規模があり、今後数年間は6.9%の成長が予測されています。インドのCDMO企業は、臨床試験の参加者が多く、競争力のある料金で技術的専門知識を利用できるため、この成長を取り込むのに有利な立場にあります。

同社は規制や技術的な参入障壁が高い分野である、局所用の半固形製剤を専門としています。投資後、同社は独自の製剤への統合をすすめ、21件以上の米国簡易新薬承認申請(ANDA)を取得し、米国とインドでフロントエンドのプレゼンスを確立しました。また、ジェネリック医薬品から特殊な外用薬への拡大を通じて、研究開発能力を強化しています。


インドのプライベート・エクイティ戦略投資による分散性の向上
魅力的なリターンの可能性に加え、インドのプライベート・エクイティ戦略は、グローバルなプライベート・エクイティのポートフォリオに分散性をもたらすことが示されています。


私たちは、グローバルなプライベート・エクイティ戦略の投資結果を分析しました。興味深いことに、インドのプライベート・エクイティは、当社の欧州プライベート・エクイティ戦略に対して、相関係数がわずか0.14と、圧倒的に低い相関を示しました。

インドのプライベート・エクイティ戦略が低い相関性を示す理由は何でしょうか?インドは輸出依存度が低く、国内市場が大きいため、企業業績は世界のマクロ経済サイクルよりもインドの本質的な経済パフォーマンスにより密接に結びついています。さらに、当社のインドにおけるプライベート・エクイティ戦略は、通常、輸出依存度が低く、レバレッジの利用も少ない、成長ステージに重点を置いています。パフォーマンス向上の原動力となるのは、主に現地での市場シェアの獲得、製品の拡張、経営効率化によってもたらされます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください