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6G実現に向け新たにSKテレコム、ローデ&シュワルツと実証実験の協力に合意 ~Nokia、富士通、キーサイト・テクノロジーと取り組みを進める実証実験成果も確認~

Digital PR Platform / 2024年2月22日 9時0分


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2341/83673/700_281_2024022116185865d5a3e2e2f9f.JPG


2.富士通との進捗概要
 富士通が開発した4素子のフェーズドアレイアンテナ(図3(a))を搭載した100GHz帯無線回路を用いて、分散MIMOシステムの受信強度測定実験を屋内の遮蔽環境にて実施しました。具体的には、ドコモのR&Dセンタ内の実験室(5×10 mエリア)で、エリア内に遮蔽物を設置し、分散MIMOを想定した送信機を3か所に順番に設置することで、エリア内の複数ポイントとの受信強度を測定しました(図3(b))。送信機側はアンテナビーム方向を変更し、受信機側は複数の方向から測定しました。基地局アンテナとして、全3か所を分散MIMOとして活用した場合と、1か所のみ設置とみなした場合の受信強度比較をオフライン解析により評価しました。評価した結果、分散MIMOによる遮蔽環境での品質改善効果、カバレッジ拡大効果を確認しました(図3(c))。これにより、100GHz帯で期待される超高速大容量無線伝送のユースケースとして、工場やショッピングモールなどの産業機器や人の遮蔽物が高密度に存在する屋内エリアでも、分散MIMOを活用することにより、100GHz帯を適用することの有効性を示しました。今後、このような屋内大容量環境に加え、駅前やビル街などの屋外大容量環境においても、実環境での実証検証を進め、100GHz帯以上のサブテラヘルツ帯の移動通信への適用領域の検証と、その拡大に必要な技術検証を行う予定です。


[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2341/83673/700_264_2024022116185865d5a3e278fb4.JPG


3.キーサイト・テクノロジーとの進捗概要
 サブテラヘルツ帯を用いた超広帯域通信に向けた屋内外電波伝搬測定および電波伝搬特性のモデル化に向けた取り組みを推進しました。サブテラヘルツ帯の電波は、5Gで利用されている電波よりも波長が短く、携帯電話など端末周辺の車両や構造物の影響を大きく受け、非常に多くの電波が急峻に変動して到来します。屋外電波伝搬測定ではキーサイト・テクノロジーが開発した広帯域受信信号取得/解析装置に、NTTが開発した896素子からなる超多素子の受信アンテナ(図4(a))と信号処理技術を組み合わせ、サブテラヘルツ帯の電波の到来を超高精度で視覚的かつリアルタイムで観測可能な超多素子電波伝搬測定装置を世界で初めて※83社共同で開発しました。本装置は屋外都市部環境で実証を行い(図4(b))、フェーズドアレイアンテナによるビーム追従がミリ秒オーダーで正常に動作するとともに、受信機を移動させても、サブテラヘルツ帯の到来波について「いくつの電波が、どこから、どれくらいの強さで、どれくらいの遅延時間で到来しているか」を視覚的かつリアルタイムで解析できることを確認しました。屋内電波伝搬測定ではキーサイト・テクノロジーが開発したサブテラヘルツ帯広帯域受信信号取得装置により、ドコモが超広帯域通信に向けた屋内電波伝搬測定を実施しました(図4(c))。占有帯域幅が10GHzを超える時間分解能を活用して、これまでよりも詳細な電波伝搬特性の解析が可能となりました。
引き続き、本測定を通じて電波伝搬特性のモデルを構築することで、6Gの実利用環境の変動に追従可能なサブテラヘルツ帯のシステム実用化に貢献し、ユースケース開拓に貢献します。
※8 2024年2月時点でのドコモおよびNTT調べ


[画像5]https://digitalpr.jp/simg/2341/83673/700_239_2024022116185865d5a3e2d3964.JPG






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