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生涯のCO2排出量を最大40%削減する次世代の超高層ビルのプロトタイプを発表

Digital PR Platform / 2024年5月15日 13時5分

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図2.本プロトタイプのホールライフカーボン
※1 2023年11月 世界気候機関(WMO)「2023年の平均気温は、産業革命前に比べて最も高くなることが確実になった」と発表。
※2 2023年3月 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書に基づく。

■計画上の主なポイント(1)構造の合理化 
骨組みの最適化と外周部の木造化
 従来型オフィスは、広い無柱空間を実現するため、ロングスパンやコア部への耐震部材の集中配置で大量の鉄骨材を必要とします。本プロトタイプでは、将来のコンバージョンを見据え、柱と耐震部材を構造上合理的な位置に配し、ビルの骨組みを最適化するとともに、外周部を木造としています。これにより使用する鉄骨量が削減され、新築時のCO2排出量を大幅に削減できます。

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図3.木造の外周部イメージ
木に囲まれ、表情豊かで開放感のある窓周りが、自然の光や風を享受できる新しいワークプレイスを創出

■計画上の主なポイント(2)設備の合理化
実現可能な生物模倣技術(バイオミミクリー・デザイン)による環境性能の高い設備計画
 設備計画においては、動脈と静脈が熱交換を行い体温の低下を防ぐ生物の身体組成「ワンダーネット」に着想を得た冷暖熱回収システムや、発汗による体温調節機能に着想を得た空調の高顕熱運転と水噴霧システムなど、生物の仕組みを模したバイオミミクリー・デザイン※3を取り入れることで、徹底した省エネルギー化を図り、BEI値※40.23を達成しました。また、植物の葉の並び(葉序)に着想を得た、全方位のスリット(隙間)と中央のヴォイド(吹抜け) により光と風を全面的に取り入れます。


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図4.葉序から着想を得た環境計画


※3 自然の形やプロセス、生態系から学び、模倣するデザイン。
※4 Building Energy Indexの略称。建物の省エネルギー性能を示す指標であり、基準建築物と比較した時の設計建築物の一次エネルギー消費量の比率。BEI値が1.0以下であれば省エネ基準に適合しており、数値が少ないほど省エネ性能が高いことを示す。

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