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エアコンから採取されたカビのアレルゲン情報公開

Digital PR Platform / 2024年3月28日 14時0分

[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2526/85684/700_262_202403272006266603fdb288517.png


図2 A. fumigatus のアレルゲン解析例
A. fumigatus のタンパク質を二次元電気泳動法で分離し、免疫ブロットによりアレルゲンを検出。 検出されたタンパク質は、NITEで質量分析による同定を行っている。


▌解析サービスの提供
 なお、本成果を含む真菌や担子菌などの特異的IgE抗体測定やアレルゲン解析は、アレルギー研究の成果をいち早く社会還元する施策の一環で開始された「ホーユー株式会社のアレルギー受託解析サービス(https://ic.hoyu.co.jp/
)」でも実施できるよう、準備を進めています。


▌今後の真菌アレルギー研究の発展
 これからも、アレルギー性喘息やABPA及びABPMの原因究明、検査法や空調機器関連の改良に有用なデータ収集を継続的に行ってまいります。藤田医科大学の特色のひとつであるアレルギー疾患の診療や研究に特化した“総合アレルギーセンター”(センター長:矢上晶子)を中心に、産官学の連携をさらに活性化し、研究成果を積極的に社会に還元することで、一人でも多くのアレルギー患者に良質な医療提供ができるように努めてまいります。



【本成果に関する研究責任者】
藤田医科大学 医学部 内科学・第2 講師 桑原和伸

【参考文献】
* 1: J Allergy Clin Immunol . 2015; 135(1):110-22.

【用語解説】
※1 Aspergillus fumigatus (アスペルギルスフミガーツス):
環境中に浮遊する代表的なカビで、人が吸入することにより、肺炎などの感染症だけでなく、アレルギー反応を引き起こします。
※2 生物資源データプラットフォーム(DBRP)
NITEでは、生物資源とその関連データを一元的に検索できる「生物資源データプラットフォーム(DBRP)」を構築し、公開している。「DBRP」には、NITEが保有する5万株を超える微生物資源とその関連データ(微生物の特性情報、オミックス情報など)に加えて、企業や公設試験研究所、大学が保有する生物資源情報を収載しています。
https://www.nite.go.jp/nbrc/dbrp/top
※3 プロテオーム解析:
細胞内のタンパク質の構造や機能を網羅的に解析することです。


本件に関するお問合わせ先
独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター
担当者 解析技術課 須藤、安宅
TEL:03-3481-1936 
MAIL:bio_proteome@nite.go.jp

関連リンク
DBRP プロジェクト(プロテオーム解析_Aspergillus fumigatus NBRC 113945 : Proteome analysis of Aspergillus fumigatus)
https://www.nite.go.jp/nbrc/dbrp/dataview?dataId=PROJ0000100000017


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