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エアコンから採取されたカビのアレルゲン情報公開

Digital PR Platform / 2024年3月28日 13時21分




[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2299/85717/650_243_202403281247236604e84b707a5.png



図2 A. fumigatusのアレルゲン解析例


A. fumigatusのタンパク質を二次元電気泳動法で分離し、免疫ブロットによりアレルゲンを検出。
検出されたタンパク質は、NITEで質量分析による同定を行っている。

解析サービスの提供
なお、本成果を含む真菌や担子菌などの特異的IgE抗体測定やアレルゲン解析は、アレルギー研究の成果をいち早く社会還元する施策の一環で開始された「ホーユー株式会社のアレルギー受託解析サービス(https://ic.hoyu.co.jp/
)」でも実施できるよう、準備を進めています。

今後の真菌アレルギー研究の発展
これからも、アレルギー性喘息やABPA及びABPMの原因究明、検査法や空調機器関連の改良に有用なデータ収集を継続的に行ってまいります。藤田医科大学の特色のひとつであるアレルギー疾患の診療や研究に特化した“総合アレルギーセンター”(センター長:矢上晶子)を中心に、産官学の連携をさらに活性化し、研究成果を積極的に社会に還元することで、一人でも多くのアレルギー患者に良質な医療提供ができるように努めてまいります。

本成果に関する研究責任者
藤田医科大学 医学部 内科学・第2 講師 桑原和伸

参考文献
*1:J Allergy Clin Immunol. 2015; 135(1):110-22.

用語解説
※1 Aspergillus fumigatus(アスペルギルスフミガーツス):
環境中に浮遊する代表的なカビで、人が吸入することにより、肺炎などの感染症だけでなく、アレルギー反応を引き起こします。

※2 生物資源データプラットフォーム(DBRP):
NITEでは、生物資源とその関連データを一元的に検索できる「生物資源データプラットフォーム(DBRP)」を構築し、公開しています。「DBRP」には、NITEが保有する5万株を超える微生物資源とその関連データ(微生物の特性情報、オミックス情報など)に加えて、企業や公設試験研究所、大学が保有する生物資源情報を収載しています。

※3 プロテオーム解析:
細胞内のタンパク質の構造や機能を網羅的に解析することです。



本件に関するお問合わせ先
学校法人 藤田学園 広報部 TEL:0562-93-2868 e-mail:koho-pr@fujita-hu.ac.jp

関連リンク
生物資源データプラットフォーム(DBRP)
https://www.nite.go.jp/nbrc/dbrp/top
生物資源データプラットフォーム(DBRP)プロジェクト情報
https://www.nite.go.jp/nbrc/dbrp/dataview?dataId=PROJ0000100000017
ホーユーのアレルギー受託解析サービス
https://ic.hoyu.co.jp/


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