「2024年度グッドデザイン賞」の応募受付を4月1日(月)から開始
Digital PR Platform / 2024年4月1日 14時10分
今年度も、よりよい社会を創り上げる「勇気と有機のあるデザイン」に出会えることを楽しみにしています。
審査副委員長:倉本 仁 プロダクトデザイナー | JIN KURAMOTO STUDIO 代表取締役
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1976年生まれ。家電メーカー勤務を経て、2008年 JIN KURAMOTO STUDIO を設立。
プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。金沢美術工芸大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師。
状況を切り拓く力
今年もグッドデザイン賞が始まります。
昨年の審査会から見えてきた潮流から私たちが見出したテーマは「勇気と有機のあるデザイン」。
気候変動や大きな災害に脅かされる日々の暮らし。停滞感に包まれ、少しずつ、しかし確実に勢いを削がれていく経済、そして社会。世界の人々とともに共有できていたと信じていた良識は戦争・紛争に姿を変え、私たちに大きなショックを与えました。しかし、楽観的に未来は明るいと言いづらくなったこのような状況下でも「ものづくり」の過程を通して見えてくる人々の、より良い変化を望む力はとてもポジティブでまぶしく感じられました。
今、デザインに求められていることの一つに「状況を切り拓く力」があります。
停滞した状況に向かって声を上げる個人の勇気と強い意志でアイデアが提起され、それを受け止める形で企業や組織が有機的に手を組み、行動をともにして、社会に実装される大きなうねりへと発展させる。デザインと総称される活動にはそんな力があるのです。
私たちは創作者の描く事物が人々の暮らしに浸透してより良い変化を生み出すことを期待し、また同時にそれが自然環境や多くの動植物にとって過不足なくバランスする状態であって欲しいと願っています。社会に向けた大きな視野とともに、細部にこだわるものづくりへの執念にも出会いたい。
今年度もグッドデザイン賞を通して強い意思、多様な提言に触れられることを楽しみにしています。
審査副委員長:永山 祐子 建築家 | 有限会社永山祐子建築設計 取締役
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