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サステナブルな循環型エネルギーシステムとして期待される「帯水層蓄熱(ATES)」‐オランダ王国と大阪市・大阪公立大学間で日本初の覚書を締結

Digital PR Platform / 2024年4月4日 10時0分

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サステナブルな循環型エネルギーシステムとして期待される「帯水層蓄熱(ATES)」‐社会実装に向けた覚書を日本で初めて、オランダ王国と大阪市・大阪公立大学間で締結


この度、在大阪オランダ王国総領事館は、日本における帯水層蓄熱(英名:Aquifer thermal energy storage、以下「ATES」と略称する)システムの社会実装に向け、大阪市および大阪公立大学と協力関係を構築し、連携して取組むための覚書を締結いたしました。ATESとは、地下に広がる帯水層から熱エネルギ ーを採り出し、貯蔵・回収することで、建物の冷暖房を効率的に行う技術で、省エネルギー、CO2排出削減、ヒートアイランド現象の緩和策として近年高い注目を浴びています。大阪市での実証事業を経て現在、日本初の大規模商用利用としてうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」において、ATESの建設準備が着々と進められている他、オランダがパビリオンの出展を決定している、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)においても敷地内でATESの導入が予定されてます。オランダは、本覚書を通じ、大阪市・大阪公立大学とさらなる強固な協力関係を築き、蓄積してきたATESの豊富な知見を広く共有することで、日本におけるATES普及に尽力し、循環型社会の実現に寄与してまいる所存です。


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2564/86044/350_245_20240402135522660b8fba0f988.png
(左から) 大阪市 環境局エネルギー政策担当部長 河合 祐藏 氏
在大阪オランダ王国総領事館 総領事 マーク・カウパース
大阪公立大学 副学長/都市科学・防災研究センター所長 重松 孝昌氏

【帯水層蓄熱システム 「ATES」】
地下に広がる帯水層から熱エネルギ ーを採り出し、貯蔵・回収することで、建物の冷暖房を効率的に行う技術。オランダの冷暖房環境において、冷暖房に必要なエネルギー消費量を 40〜65%、CO2 排出量を最大 60%削減し、冷房時のピーク電力を 90%まで回避できることから、CO2 排出量の大幅削減に貢献するサステナブルな循環型エネルギーシステムとして、期待されています。オランダは、オフィスビル、工場、温室、ホテルや病院等で、すでに3,000件を超えるATESの導入実績を誇り、豊富な経験と専門知識を有しています。

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