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ボッシュ、技術革新やパートナーシップ、買収に注力 - コスト削減も継続

Digital PR Platform / 2024年4月19日 10時10分

成長分野:持続可能なモビリティ
ボッシュは中核であるモビリティ事業において、将来の成長に向けた戦略的意思決定を推進しています。今年だけでも、電気自動車向けの生産プロジェクトを約30件立ち上げています。「eモビリティの時代が到来しますが、唯一の問題は世界の各地域にどれだけ早くやってくるのかということです」とハルトゥングは述べました。「ボッシュでは、2030年までに欧州における新車の70%が純粋な電気自動車になると予測しています。中国と北米では40~50%になると見込んでいます。」さらにハルトゥングは、長距離を移動するために大型車両が必要となる場合、プラグインハイブリッドやレンジエクステンダーといったソリューションの需要は当分続くだろうと語りました。モビリティ事業セクターは、ビークルダイナミクステクノロジーによるさらなる事業の活性化を期待しています。ボッシュは、電動化と自動運転に合わせた新しい冗長ブレーキシステムにより、年間10%という市場を大幅に上回るペースで成長を遂げています。また、ボッシュはビークルモーションマネジメント(VMM)により、ブレーキ、ステアリング、パワートレイン、ダンパーを制御することで、車両運動のあらゆる側面を調整する革新的なシステムソリューションの開発に取り組んでいます。最近の冬季テストだけでも、ボッシュはVMMのさまざまな機能を20台以上の主要ブランドのテスト車両に搭載しました。「私たちはこの分野に早くから参入しており、今年中に最初の受注プロジェクトを量産する予定です」とハルトゥングは述べました。全体で、2030年までに数億ユーロの売上高を達成する見込みです。

成長分野:水素
ボッシュは成長分野である水素における事業見通しを再確認しました。2030年までに水素技術による売上高は50億ユーロに達する可能性があります。「ボッシュは2023年、ドイツのシュトゥットガルトと中国の重慶で燃料電池システムの生産を開始しました」とハルトゥングは述べました。ボッシュは、当面は中国が主要市場となり、欧州や北米では今後10年間は大きな成長は見込めないと考えています。技術的な観点では、水素エンジンはクライメートニュートラルな商用車輸送への最短の道です。ボッシュは、このテクノロジーの市場規模が2030年までに約10億ユーロに達すると予想しています。ハルトゥングは、「ボッシュの噴射技術を採用した水素エンジンは、早ければ今年中にインドで導入される予定です。すでに世界の3大経済圏の有名トラックメーカーから、5件の受注を獲得しています」と述べました。ボッシュは急速に成長している水素製造市場にも参入したいと考えています。2030年までに水電解装置の設備容量は全世界で170ギガワットに達する見込みで、これは現在の約25倍に相当します。「私たちの電気分解スタックは来年の市場参入に向けて順調に進んでいます」とハルトゥングは述べました。「将来、ボッシュは水素パワートレインだけでなく、水素製造の代名詞にもなるでしょう。私たちはサプライヤーとして将来の市場形成に積極的に貢献していきます」

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