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エンゲージメントの仕組み:ネットゼロへの道

Digital PR Platform / 2024年5月9日 15時5分



エンゲージメントを実施した企業は目標を設定する可能性が高い

この分析によると、シュローダーが気候変動についてエンゲージメントを実施している企業の86%が気候変動目標を掲げており1、61%がエンゲージメント後に新たな目標を設定、または目標を強化しています。一方、エンゲージメントを実施していない企業の40%が気候変動目標を設定しており、12%は同業他社に対するエンゲージメントが開始されて以降に新たな目標を設定したり、目標を強化しています。これらの数値は、協働エンゲージメントやセクター全体にわたるエンゲージメントを含む、エンゲージメント・プログラム全体における進捗を表しています。

さらに、同業他社で構成されるグループの中での私たちの影響力を評価し、同業他社比ベースでの進捗を考慮しています。

弊社の分析によると、シュローダーが少なくとも年1回エンゲージメントを実施した企業の16%が、エンゲージメント開始後に気候変動に関するコミットメントや目標を新たに設定しました。同地域、セクター、規模のグループにおいて、エンゲージメントを行っていない同業他社で同期間に新たな目標を設定した企業は4%でした。

弊社の移行戦略を支えるエンゲージメント・プログラムは、エンゲージメントによって、エンゲージメントを行わなかった企業よりも移行計画を策定する可能性が10%高くなるという前提で計算されました。これまでの進捗状況はこれを上回っています。

エンゲージメントを実施した企業は、エンゲージメント開始後スコープ1、2、3の目標を設定するのに平均1.3年かかった一方、エンゲージメント回数が少なかった企業(年間1~1.99回)では、1.6年と遅くなりました。

シュローダーが気候変動についてエンゲージメントを実施している場合、エンゲージメント開始時からスコープ1と2の排出原単位が31%削減されたのに対し、エンゲージメントを行わなかった同業他社の削減は7%にとどまりました。これは、エンゲージメントを受けた企業は目標が行動に結びついていることを示す初期の兆候です。

エンゲージメント率の高さは、リターンの向上にもつながります。シュローダーが年2回以上のエンゲージメントを実施した場合、エンゲージメント1年後のピア調整後の累積リターンは同業他社より4%高く、2年後のリターンは同業他社より12%高くなりました。

シュローダーが気候変動についてエンゲージメントを実施することで、目標設定の迅速化、排出削減の加速化、リターンの向上等、ポジティブな結果がもたらされます。思慮深く、熱心なエンゲージメントにより、各企業の移行経路に関する理解を深め、価値を高め保護することに繋がると考える変化を提唱することができます。

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