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ミュージアムタワー京橋における、BIMを活用した統合ファシリティマネジメントプラットフォームの導入及び運用を支援。建物管理の人材難克服と効率化に挑む。

Digital PR Platform / 2024年6月11日 13時0分



施設内の無数の設備を3Dオブジェクト化した施工用BIMは、あくまで建設・製造のためのBIMで、維持管理には不向きな重く扱いづらいデータになりがちです。維持管理への活用を想定して、モデル化の費用対効果が大きく見込まれるものを優先して選択し、さらに適切なLOD(詳細度)設定により軽量化した維持管理BIMデータを作成することで、管理者がPCブラウザ上で簡単に扱えるようにしました。それは建物オーナー側(コンサルタントを含む)から詳細なEIR(発注者情報要件)を維持管理BIM作成ベンダーに事前に提示することによって実現されました。このように維持管理BIMの作成時にEIRを提示することはまだ前例が少なく、今回その有用性が実証されました。


[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2213/88211/650_546_2024061109421366679d651f8af.png

なお、統合FMプラットフォームは、例として下記のユースケースを想定しています。

【ユースケースの一例】
統合FMプラットフォームの活用を通じて…

モデルの属性情報を活用した資産台帳を構築
オフィスと美術館の区分所有範囲を、可視化及び精緻化して整理
修繕・更新の情報等を(部屋・設備)モデルに紐付け管理


■発注側が主体で取り組んだ統合FMプラットフォーム構築事例
一般的に、統合FMプラットフォームの構築は、設計事務所や施工会社などの建築受注者側から提案するケースが多いため、ミュージアムタワー京橋のように建物オーナー側から依頼を頂戴することはほとんどありませんでした。そこで、統合FMプラットフォームの構築を主体的に依頼するに至った背景について、建物オーナーよりコメントを頂戴しました。

[画像5]https://digitalpr.jp/table_img/2213/88211/88211_web_1.png

■今後の展開
日建設計は、建物オーナーからの要請に基づき、6月の稼働開始以降、日常点検、中央監視、建物診断、修繕計画、リーシングなどのファシリティマネジメント業務における、統合FMプラットフォームの活用成果をシステムにフィードバックすることで、ユースケースに合わせた操作性の向上、カスタマイズ機能の開発、運用マニュアルの作成などを行ってまいります。また、今後は施設のスマートビル化を支援するデジタルツインプラットフォームやXRサービスなど他システムとの連携も視野に、BIMをフル活用した様々なサービスの開発も同時に目指します。

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