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メガリンの立体構造とリガンド結合様式を解明

Digital PR Platform / 2024年5月24日 11時0分

Ⅴ. 研究成果の公表
 本研究成果は、2024年5月21日、科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(米国科学アカデミー紀要)」(2022年インパクトファクター: 11.1)に掲載されました。
論文タイトル:Cryo-EM structures elucidate the multiligand receptor nature of megalin
著者:Goto S*, Tsutsumi A*, Lee Y, Hosojima M, Kabasawa H, Komochi K, Nagatoishi S, Takemoto K, Tsumoto K, Nishizawa T**, Kikkawa M**, Saito A** (*equal contribution, **correspondence)
doi:https://doi.org/10.1073/pnas.2318859121

Ⅵ. 謝辞
 本研究は、文部科学省科学研究費助成事業[JP20H03216、JP23H02439(西澤); JP21H02934(斎藤)]、AMED腎疾患実用化研究事業[JP19ek0310014、JP20ek0310014、JP21ek0310014、JP22ek0310019、JP23ek0310019(代表者:斎藤)]、生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS)(JP22ama121002、JP22ama121033)の支援を受けて行われました。

【用語解説】
(注1)クライオ電子顕微鏡法
2017年にノーベル化学賞が授与された電子顕微鏡による構造解析の手法。生体試料を急速凍結して氷の中に埋め込んで、高性能の透過型電子顕微鏡で観察し、3次元で多数の投影像から立体構造を再構築することにより、従来のX線構造解析では困難だったタンパク質などの微細な構造解析を行う。

(注2)リガンド
特定の受容体に特異的に結合する物質。

(注3)low-density lipoprotein(LDL)受容体ファミリー
LDL受容体をはじめ、様々な物質の細胞内への取り込みを司り、類似した構造的特徴を有する分子群。

(注4)トランスレーショナルリサーチ
基礎研究の成果を臨床などへ応用(橋渡し)することを目指す研究。

(注5)シャペロン
シャペロン(chaperone)は、あるタンパク質が細胞内で合成された後、正しい過程に従って折りたたまれるのを誘導するタンパク質である。

(注6)表面プラズモン共鳴法
金属センサーの表面に固定化された物質に対して、別の物質が結合・解離する挙動を、金属表面近傍の屈折率変化として非標識かつリアルタイムで計測する方法。結合物質の結合量を測定できるほか、リアルタイム計測結果から結合・解離速度など速度論的解析も行うことができる。







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