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神奈川県立がんセンター・神奈川県立保健福祉大学・ジェノプラン社との共同研究結果レポート 低糖質食事法と筋力トレーニングは、肥満の遺伝学的リスクスコアの高低に因らず減量に有意

Digital PR Platform / 2024年5月28日 14時0分

【左グラフ】縦軸:RIZAPプログラムによるBMIの変化率、横軸:遺伝学的肥満リスクの高低
まんべんなく全体的に分布が見られる。これはBMIの変化率は遺伝学的肥満リスクの高低に因らないことを示している。
【右グラフ】縦軸:RIZAPプログラムによるBMIの変化率、横軸:遺伝学的肥満リスク、BMI、体脂肪率に基づく包絡分析(DEA)で解析した
効率性スコアの高低
効率性スコアとBMI変化率に正の相関が見られる。効率性スコアが低いほど、プログラム前後のBMI変化率が大きいことが分かる。

■結論
 今回の解析では、GRSとプログラムの効果との間に関連を認めませんでした。言い換えると、現在の横断的なBMIに関するGRSの高低がプログラムの効果に影響するという根拠を認めませんでした。一方で、DEAにおいてGRSを入力変数として用いて計算した効率性スコアが低いと、プログラム前後のBMI変化率が大きいという関連が観察されました。GRS単独ではプログラムの効果との関連は認められませんでしたが、効率性スコアというGRSを加味したBMIの評価により、プログラムの効果がより得られやすい、あるいは得られにくい可能性のある集団が判別可能となり、この知見をRIZAPプログラムの最適化に応用できる可能性が示唆されました。

■研究結果を踏まえたRIZAPおよびchocoZAPサービスの進化
 遺伝学的肥満リスクが高い人においても、低糖質食事法とレジスタンス運動(筋力トレーニング)※1を行うRIZAPのプログラムにより減量が可能であるという結果が得られました。これにより、先天的に生まれ持った遺伝学的肥満リスクはBMIには影響するものの、「遺伝的に自分は痩せられない、減量は諦めるしかない」というものではなく、後天的な食事と運動等の生活習慣の改善により、減量は可能であることが分かりました。これは、創業以来RIZAPが培ってきた「食事・運動・メンタルサポート」を柱とするRIZAPメソッドの有用性を支持するものです。
 また同時に、DEAを用いた遺伝学的肥満リスクとBMI・体脂肪率の解析によると、RIZAPプログラムによる減量の効率性との関連があるという結果が得られました。これらの知見は、遺伝学的肥満リスクと体重変化量や介入による減量の効果との関連に関する科学的なエビデンスです。肥満と生活習慣病には深い関りがあるという社会実情を鑑みると、肥満を防ぐことはすなわち、疾病の発症前の予防と関わっており、社会的な還元価値のある研究であると言えます。
 本研究で得られた知見を、今後はRIZAPサービスのますますの研鑽に役立てるとともに、chocoZAPのアプリ等のデジタルサービスにおいても、このRIZAPメソッドをAIアドバイザー等にも実装し、一人ひとりの目指したい体型に応じて効果的なリコメンデーションを実現させてまいります。

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