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デロイト トーマツ、プライム上場企業における生成AI活用の意識調査~社内の利用割合が高いほど成果を感じる

Digital PR Platform / 2024年5月30日 15時0分

生成AIの導入目的は「業務効率化」が圧倒的、経営層に近づくほどイノベーションの加速も増え、目的意識が上がる
生成AIの導入目的は、企業規模や業界を問わず「業務効率化」が第一に挙げられています。将来の導入目的も「業務効率化」が圧倒的な一方で、経営層に近づくほど、「業務効率化」に加えて「業務自動化」や「コスト削減が増加する傾向にあります(図表1)。同様に、経営層に近づくほど「イノベーションの加速」についても目的意識が増える傾向にありました。経営者はAIを単なるツールではなく、企業の未来を形作る重要な要素であることを理解し、技術革新の波を捉え、生成AIを取り入れたバリューチェーンの革新、新たな事業エコシステム(生態系)のビジョンを描くことが期待されます。今回、生成AIが搭載された顧客向けサービスの提供についても確認したところ「すでに生成AIが搭載されたサービスを提供している」(15.5%)、「現在生成AIを活用したサービスを検討・開発している」(53.1%)となり、7割近くの企業において、生成AIを活用したビジネス革新が芽吹いていることが分かりました。

図表1 役職別生成AIの活用目的



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2100/89023/700_481_2024052920115766570d7d4c276.png

社員の生成AI利用割合が高いほど、意思決定のスピードや生産性の向上を実感する傾向。いかに社内浸透させるかが導入効果最大化に向けた鍵に

生成AI導入後の社内の意思決定スピードの変化について、生成AIをほとんどの社員が利用していると回答した人の64.6%、半数以上の社員が利用しているという人では46.9%、一部の社員のみ利用していると回答した人のうち20.3%が「意思決定のスピードが大幅に向上した」または「意思決定のスピードがわずかに向上した」と回答しており、生成AIの利用割合が高いほど、意思決定スピードの向上を実感する傾向が見られました(図表2)。

図表2 社内浸透度別意思決定スピードの変化

[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2100/89023/700_350_2024052920115666570d7c78711.png

また、生成AI活用による社員の生産性については、ほとんどの社員が利用していると回答した人の75.4%、半数以上の社員が利用していると回答した人では48.5%、一部の社員のみ利用していると回答した人のうち34.9%が社員の生産性が向上したと回答しており、生成AIの利用割合が高いほど、社員の生産性向上を高く実感する傾向にあることが分かりました。生成AIが多くの企業に利用されつつある中で、社内利用が広がる企業とそうではない企業において、導入効果の差が具体的に現れ始めています。

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